ココのぞ
ここのぞ
概要
プリキュアシリーズにおける男女間のカップリングは大抵、女性側の片想い(もしくは匂わせる程度)止まりだが、公式で両想いである。GoGoの劇場版ではキスまでした。
ちなみにこの二人、学校では教師と生徒の関係である。初期のココはしかものぞみの家に居候までして、のぞみを起こすために人間形態になったところをのぞみの母に見られるなどラブコメめいた展開も多かった。
2作目の『GoGo』では恋愛描写削減の煽りを受けた。
1作目では事あるごとにココを意識していたのぞみが恋愛事にむしろ鈍感になってしまうといった珍事もあった。
ココへの想いという点ではナッツやミルクの方がわかりやすく描写されているほどである。
これについては「そこまでやる必要がない(あるいはやりすぎた)」ことをスタッフが感じ、「お互いに見つめるだけでも、想いが通じあっていることは通じる」と考え、意図的に抑えたとのこと。
ただし、クレープ王女が許嫁を自称していた時、のぞみは相当深刻な顔をしていたため、恋愛感情を思わせる描写が消えたわけではない。
そもそも前作の時点である意味やりきった感もあった(シリーズで初めて、というか唯一と言っていいくらい明確に両思いであることがこれでもかと描かれている)ため、必要性が薄れたとも言える。
また、TV版で描写が薄くなった分、前述したように劇場版でははっちゃけていた。劇場版では序盤からココとイチャイチャしたりしており、恋愛感情が見える場面はある。本編終了後のオールスターズでもココとラブラブしてる妄想に没入したりもしている。
さらに、ややBL臭の強かったラジオドラマですらも、結構二人の関係性を意識した内容はちらほら見られた。
なお、アニメ本編では両想いで留まっているが、上北ふたご氏の漫画ではデートに行くなど、正式に交際しているような描写が見られる。
禁断の愛
そもそも「生徒と教師の恋」という関係性だけでもかなり危ないのだが、そもそも「人間」とそうでない「種族」との間に生まれた恋愛と考えると、二人の関係性はいろんな意味でぶっ飛んでいると言える(ナツこまも同様)。
妖精と恋愛という関係性は基本『5』のみ(『ハートキャッチ』は勘違いと片思いによる悲恋に終わっている)で、シリーズの中でもかなり特異なケースといえるだろう。
ココはのぞみのことを想いながらも、それが敵わないことをのぞみ以上に理解しており、『5』後半はその事実に苦しんでいるような台詞も多かった。
『GOGO』終了後、二人がどういう結末を迎えるかは、ファンの間でも特に盛り上がる話題の一つである。