概要
モーションアクター:ニーナ・ファーレン
長身のセクシーな体型と美貌を持つ20代中盤〜後半の一流モデル並の身なりの良い美女。
ヨーロッパでも名の通った貿易商の一族ギオネ家の令嬢で、トライセルの創業者一族の血筋にも名を連なる。彼女の祖母がトライセルの創業者一族であるトラヴィス家の出身であるため、由緒ある血筋の一族出身と言える。
ただ見た目が良いだけの富豪令嬢で終われば彼女が今の地位につくことはなかったが、その明晰な頭脳と父親譲りの経営の才能に加え、飛び級で入学した大学では遺伝子工学を専攻、その才能は祖母の実家が経営するトライセルからも高く評価されわずか18歳の時にトライセル製薬部門の一員となることとなり、裏でウェスカーからもたらされた生物兵器の技術を用いて現在の地位を確立した。
若くしてトライセル社アフリカ支社の社長に就任した才媛だが、密かにアルバート・ウェスカーを保護して彼の計画に協力しており、アフリカを舞台に暗躍する黒幕の一人。
前述の出自とその美貌から上昇志向の非常に強い野心家で現在の地位にすら満足しておらず、目的のためには手段を選ばない極めて冷酷な性格で、プライドも高く、特に男性に対して見下す傾向が強いが、自分以上と認めたウェスカーのことだけは一途に愛しており、全幅の信頼を寄せており心から尽くし、計画の手助けをする。
その態度からシェバからは「女狐」呼ばわりされて毛嫌いされている。
しかし、ウェスカーにとっては彼女もまた目的と野望を達成する為の利用する道具に過ぎず、その地位と権力を散々に利用されただけだった。
彼女自身は計画終了後に訪れる新世界で女王の地位を夢見ていたが、ウロボロスの資格を持たなかったことから王となる男で心酔するウェスカーに見捨てられて、ウロボロス・ウィルスを投与されてしまい、苦しみながらも彼に裏切られた事を嘆き、悲痛な問いかけを続けながら怪物化してウロボロス・アヘリとなり、山積みにされていた人間の死体を取り込んで船を覆う程の巨大となった自身を利用してクリスとシェバを苦しめたが、最後は彼らの放った静止衛星からのレーザー攻撃を受けて死亡しその生涯に幕を閉じた。