概要
国民に安定した雇用機会を確保することを目的として国(厚生労働省)が設置する行政機関である。略称は職安(しょくあん)、愛称はハローワーク。
職員として配置される者は厚生労働事務官であるが、窓口で相談対応をしている者はほとんどが非正規雇用の相談員である。
近年は雇用情勢の回復に伴い、小規模のものは統廃合される傾向にあるが、近くにあったハローワークがなくなって不便になったなどの声もあり、予算がの削減の仕方を疑問視する声もある。
実際は求職者支援のための新制度の拡充や雇用保険料率の引き下げが相次いで行われ、財源が確保されないままに業務量が増えるため、さらなる人員削減という悪循環。国の仕事の安定を守るはずの組織の職員が仕事に疲弊しているという現状がある。
近年は生活保護受給者の就労支援等も積極に行っており、市や県など自治体との連結も不可欠だ。