概要
2011年7月から2013年2月末まで、日本テレビ系列全27局およびテレビ朝日系列局、TBS系列局いずれも約1局ずつで放送された。また、フジテレビ系列局約2局でも2時間スペシャルに限って(さらにそのうちの約1局ではレギュラー版を埋め草番組として)、放送したことがある。
2011年3月11日の東日本大震災で放送休止に追い込まれた「脱出ゲームDERO!」の
後継番組としてDEROをリニューアルする形で登場した。
故に元々は水曜夜7時台の番組だったが、同年10月からは月曜夜7時台に移行した。
定期番組としては先述の通り2013年2月末を持って終了したが、それ以後も、最低年1回、特別番組として放送されている。
出演者はファラ男という名前通りファラオの黄金マスクを模した人物によって、古代遺跡の様々な仕掛けの中に閉じ込められ、そこにある宝箱の開封を目指す。
宝探しと名乗っており、実際に成功者は宝箱から秘宝を取り出して帰還するのだが、やっていることは前身になったDEROとほぼ同じであり実質クイズ番組である。
ただし一部ステージには実際に宝箱の鍵を開けるという行動が伴う。
ステージ
地下水路の間
新ステージ
床の間
ゆかのまである、間違ってもとこのまと読んではいけない。
DEROには無かった新ステージ。
滑る床が傾いて出口と宝箱を隠してしまう。
挑戦者はそれを登って出題に答えなければいけない。
時間が経てば経つ程傾斜がきつくなるので素早い回答が必要である。
また坂を登るには制限時間があり、時間切れになると全員落ちてしまう。
1番上まで行ければ坂落ちの試練に1人ずつ挑み、正解すれば斜面が水平に戻って裏に隠された出口と宝箱が再度現れ、自動的に鍵も開いて秘宝を獲得できる。
出口と反対側には大穴が開いており、移動に失敗したり、坂落ちの試練で誤答するとここに落ちて失格となる。
洞窟の間
DEROで言う遺跡の間と爆弾の間が組み合わさったようなステージ。
部屋には扉で仕切られた横穴が3ヶ所あり、問題を見たら1人ずつここに入って回答しなくてはいけない。
1人入ると扉が閉じてしまい回答するまで出られない。
正解すれば宝箱の鍵を開けるために使う石版をもらえるが、誤答すると横穴の底が開いて落とされ失格。
3問全て正解すれば10枚の石版を用いて宝箱の開封に挑める。
ただし1枚は開封に使わないニセモノなので、いかにして素早くニセモノを見つけるかが鍵を握る。
正解すれば宝箱の開錠に成功し秘宝を獲得できる。
石板の試練に誤答ペナルティは無いので何度でも回答できるが、制限時間があり時間切れになると全員失格。
最後に石板を並べる場所が宝箱の蓋の上なので、手に入れたアイテムで鍵を開けるという雰囲気は出ているのだが、
DERO時代からの伝統だった成功時に鍵を開ける音である「ピー ガチャン」が無い唯一のステージ。
壁の間
DEROにあった同名のステージがほぼそのまま。
ルールも最後の部屋が最初から開いている点と挑戦者への拘束が廃止された点を除けば同じ。
最初の部屋での出題に答えている間に壁がだんだん閉じてくるので、閉じ切る前に正解しないと全員失格。
規定回数正解すれば壁が止まり1人ずつ中央の通路で鉄球の試練に挑み、宝箱の開封に使う鍵を取り出して回す。
最終的に3本の鍵を回しなおかつ最後の部屋で、生き残っている人がいれば宝箱の開封に成功し秘宝を獲得できる。
回せた鍵が2本以下だと生き残っていた人も全員失格。
ちなみに史上初の反則負けを出したステージ。
石像の間
DEROにあった同名のステージがほぼそのまま。
違うのは最後の石像停止ボタンが廃止され、代わりに並び替えの試練が置かれた。
あと挑戦者が最初に引きずられる時の安全を考慮したのか、砂の間で使っていた砂を床に敷いている。
引きずられてから3枚の扉を開けるまではDEROと同じで、
デンジャーゾーン侵入を許した時に鼻のボタンを押すと押した人の犠牲と引き換えに時間稼ぎできるのも同じ。
3枚目の扉を開けると石像が所定の位置に移動する。
並び替えの試練は制限時間内に4枚の石版を正しい順番で並べ、正解すれば石像が止まり宝箱の鍵が開く。
ただし2回しか回答できないので2回目に間違うと問答無用で全員石像に喰われてしまう。
ミイラの間
DEROで言う砂の間に近い。
1人で挑み、制限時間内で7回正解すれば成功。
挑戦者には時間の経過とともに包帯が巻かれていき、時間切れになって頭まで巻かれてしまうと失格となり、ファラ男の姿をした棺に閉じ込められてしまう。
マネしちゃいけません。
崖の間
DEROで言う棒の間に近い。
両チームが直接対決で決着をつける場であり、片方のチームにしか宝箱開封が許されないので
どちらかの負けが確定するまで戦いは続く。
足場は非常に狭いうえに回答中挑戦者の背後から正方形の石が出てきて突き落とそうとするので、
これをよけながら素早く答えないといけない。
回答者以外が正解を言うともちろん反則なのだが、何とこれをやってしまった人がいる。ただしこの人がすぐに落ちたので、1回限りの温情で反則を適用しないことになった。
スコアで劣るチームは全員落ちる前に負けが確定することがあり、こうなると生き残ったのに秘宝無しである。
最後の試練
最終目的が同じなのでポジションとしてはDEROで言う天井の間と水の間に近いが、やってることは全然違う。
崖の間から宝箱を撤去して行なわれる。
勝利チームを代表して2人が挑むが回答者は1人目だけ。
時間とともに1列ずつ石が飛び出して挑戦者を突き落そうとするので、追い付かれる前に回答して前方の石を引っ込めないといけない。
見事全部引っ込めてゴールにたどり着けば、生き残った人数と獲得した秘宝の数に応じた賞金を獲得。