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マウイの編集履歴

2017-04-13 16:40:55 バージョン

マウイ

まうい

マウイとは、ポリネシアやマオリの神話に登場する文化英雄。また、それをモデルとしたキャラ。画像は『モアナと伝説の海』におけるマウイ。

主に以下を指す。

  1. ポリネシアやマオリの神話に登場する文化英雄。
  2. 映画『モアナと伝説の海』(以下『モアナ』)のキャラクター。

神話の英雄

その伝承はハワイ、サモア、トンガ、タヒチ、ニュージーランドにわたって残っている。火をもたらした、太陽の運行を現在の速度に修正した、島を釣り上げた、ウナギを倒してココヤシを生み出したなどさまざまな伝承が残る。兄弟がいる伝承もあり、その場合は末っ子とされる。ヒネは妻とも、姉妹ともされる。

ニュージーランド

同名の兄弟がいるため、区別してマウイ・ティキティキ・ア・タランガ(母・タランガの髷のマウイ)とも。なにかと女性の血族に縁が深いらしく、火を盗んだのも先祖の女神マフイカからだったり、最期に敗れたヒネ・ヌイ・テ・ポはマウイの祖母ともいわれる。

出生

母の名はタランガ。マウイは未熟児として生まれたため、タランガは彼を自分の髷にくるんで海に棄てた。しかし、幸運にもマウイは祖先の神々に拾われ、しばらく育てられた。ある日マウイは本当の家族に会おうと決意し、

島を釣り上げる


死の起源

あるときマウイは父とヒネ・ヌイ・テ・ポの話をした。

映画『モアナと伝説の海』の登場人物

CV:ドウェイン・ジョンソン/吹き替え:尾上松也

人であり風と海の神。モアナの冒険の仲間。

全身のタトゥーはその経歴や功績をあらわす「歩く広告板」(『ジ・アート・オブ・モアナと伝説の海』より)で、そのなかに住むミニマウイは潜在意識のような存在である。

功績や設定は実際の神話がもととなっており、その再現度は非常に高い。

冒頭で語られる伝承では、「母なる島テ・フィティの心を盗むも、直後に大地と炎の悪魔テ・カァに打ち落とされ、二度と姿を現すことはなかった」とされる。

余談

  • 初期は小柄で坊主頭の外見だったが、「ものすごく大きい」「髪にマナがこもっている」との現地民の見解から、現在のデザインに修正された。
  • 元ネタが元ネタなだけに反応も大きく、「西洋の偏見が反映されている」とも批判された。また、商品展開でもハロウィン衣装の件で騒動が発生し、結果販売中止となっている。

神話との相違点

  • 釣り針の起源については神話上で「マウイが祖母の顎の骨から作った」とされるが、『モアナ』では「神々から授かった」とされる。
  • 家族にまつわる設定や逸話は「もとは捨て子だった」「ラロタイの守護者だった祖母ヒネがいる(ただし原案のみ)」ということ以外なにも描かれていない。

参考資料

ロズリン・ポイニャント『オセアニア神話』青土社

吉田敦彦監修・編『国際理解にやくだつ世界の神話 7』ポプラ社

後藤明『南島の神話』中央公論新社

アントニー・アルパーズ編著『ニュージーランド神話―マオリの伝承世界』青土社

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