この商法は売りたい商品を品薄状態にしておく、あるいは品薄状態を利用した販売テクニック。
品薄ということは、たとえその商品が売れる可能性があるとしても商品の数が少ないため販売できない( ため商品を用意すれば売り上げが期待できる )ことになる。
手法
この商法の手法には大きく分けて2種類存在する。
メーカーによるもの
メーカーがこの状況を行う場合、以下の通り。
- 需要が読めない商品に対し不要な在庫を抱えず売り切るため
- 品薄になるということは人気がある商品であるため価値があるもの、という印象を与えるため
- 「本当に必要な物なのかどうか」を考える時間を減らし、売り切れの可能性をちらつかせることによって商品購入の決断を迫るため
として、一定以上の人気がある場合、再販売される場合が存在する。
ただし、一旦売り切れにして目先の利益を見送るやり方であるため、再度品物がそろうまでの間に消費者が興味を失ってしまう、さらに売り切れ期間中の対応を誤り消費者の不評を買う恐れも存在する。
もっとも失敗すると会社の信頼は失われさらに再生産分が大量に売れ残り不良在庫と化す場合が存在する。
転売
これは特定の商品の品薄に目を付け、買い占めなどによりその商品を大量に確保、プレミア価格で転売を行う方法である。
特定の商品の製造終了および休止、あるいは流通の差によるもの、あるいはマスコミ等を用いた情報などを用いて故意に品薄状態を作り出すことにより行われる場合がある。
これらの行為は趣味の商品で行われることが多いが、食品でも行われることがある。
ただし、商品をさばけないうちに品薄の原因が解消されたり代替品が登場した、ブームが終了した、あるいはそのからくりが明らかになった場合、これを行っていた人は信頼を失い、買い占めた商品は最悪ゴミになる可能性があるため、初心者は手を出してはいけない。