イグアナのフレンズ
いぐあなのふれんず
テレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』において、尾崎由香が司会のタモリに対して発した言葉。
概要
事の発端は2017年4月14日放送の『ミュージックステーション』において、アニメ『けものフレンズ』のOPテーマ『ようこそジャパリパークへ』を歌うどうぶつビスケッツ×PPP(作中のキャラクターを演じる声優ユニット)が出演したことから始まる。
司会のタモリと交えたトークにおいて、まずはユニットの由来でもあるアニメの内容が映像とともに説明される。その中で、作中に登場する動物を模した女の子「フレンズ」についての話題になり、メンバーそれぞれが演じる動物についてサーバル役の尾崎由香が紹介。
その最後、尾崎がタモリに「タモリさんは何か動物に似てるって言われたことありますか?」と質問。これにタモリが「イグアナぐらいかなぁ?」と答えたところ、尾崎は作中のサーバルの台詞に沿い、こう返したのである。
「すっごーい!! タモリさんはイグアナのフレンズなんだね!!」
なお、この発言は尾崎個人によるアドリブであったとのこと。声優としてデビュー間もない彼女(元々は女優だったが)による芸能界の大御所でもあるタモリに対するこの発言には視聴者も(おそらく共演者も)驚かされた。同時に、このやり取りがファンの腹筋を崩壊させたのは言うまでもなく、瞬く間にtwitterのトレンドに「イグアナのフレンズ」という謎のワードが浮上することとなった。
余談
- そもそもタモリ氏本人の持ちネタとして「イグアナのモノマネ」があり、缶コーヒー「BOSS」のCM(『笑っていいとも!』に宇宙人ジョーンズがゲスト出演するというシチュエーション)でも披露した(本人曰く「実際にやったのは10何年ぶり」とのこと)。自分をイグアナに例えたのは、こういった経緯があったからなのかもしれない。
- 実は『けものフレンズ』本編でも、とあるエピソードで背景にイグアナのような生き物が登場しているシーンがあり、ファンの間では大きな話題になった。また、Mステ放送前に投稿されたたつき監督のイラストツイートの背景に、タモリを意識したと思われるイグアナが登場している。
- 因みに彼女たちの真後ろでトークを聞いていた高橋優が、その発言の際に一瞬真顔になったことが一部で話題になっているが、これは同番組内でアニメ『クレヨンしんちゃん』とのコラボでアフレコに挑戦し、声による演技の難しさを痛感していた高橋が、尾崎の地声と演技の声のギャップに驚き聴き入ってしまったためとのこと。番組終了後には自身のTwitterに共演した同グループと(揃って「ガオー!」のポーズで)記念撮影した画像が投稿されている。
- ただし、上記の出来事を「(高橋が尾崎の発言に)ドン引きしてる」とし、高橋氏の真顔だけをピックアップして動画サイト等に流布したり、Twitterに批判の書き込みをするファン(若しくは乗じて焚付を目論むいずれかのアンチ)が出現している。
- 高橋自身の作品に対する印象は不明だが、氏が直接的な意見を発したわけでもなく、ただ表情の変化だけで作品を否定したと決めつけ、ましてやそれを理由に氏に対して批判や誹謗中傷を寄せるのは配慮を欠いた行動であり、節度あるファンはこうした発言に流されないように心がけて欲しい。