ゼクトール
秘密結社クロノスの中にあって最強の精鋭部隊・超獣化兵(ハイパーゾアノイド)五人衆のリーダーにして最強のゾアノイド。
カブトムシをモチーフにした甲虫型のゾアノイドで、全身に備え付けた生体レーザー発信器による圧倒的なレーザー射撃と生体ミサイルによる強大な火力が主力武器である。
体を覆う外殻も非常に頑健・強靭で、マッシブな体型通りに力も強い。
またその強靭な外殻と高い筋力を応用して地中を掘り進んでの移動が可能である。
背中の鞘羽の下には翅が有りこれを用いた地磁気反発での飛行が可能な上、この翅で周囲の光・熱エネルギーを吸収し腹部からガイバーのメガスマッシャーに匹敵するビーム砲撃「ブラスター・テンペスト」を放つ事が出来る。
五人衆登場時から劇中でも縦横無尽の活躍を見せる。他の五人衆メンバーを融合捕食する事でパワーアップしたアプトムとの闘いにも、他メンバーと違い優勢に攻め立てるが、先に個体を分裂分断していたアプトムの策略の前に不覚を取り、自身の左足を捕食融合され、完全に体を乗っ取られる前に切断し難を逃れたものの、自身の遺伝子情報を奪い取られる事となった。
そして、仲間の仇討ちを胸に秘め、自身の寿命と超獣化兵としてのプライドを引き替えに更なるパワーアップ措置である「再調整」をバルカスの元で敢行し、仇であるアプトムと同じ損種実験体化した「ネオ・ゼクトール」に進化した。この形態では5人衆全員の能力と対アプトム用の能力が追加されている。
アプトムだけでなく途中参加したガイバーⅢの二人をも追い詰める程の圧倒的戦闘力を発揮。そのあまりの危機に割って入ったガイバー・ギガンティックとの闘いに突入。だがギガンティックの持つ防御武装であるバリアに攻撃を阻まれる。ギガンティックとの実力差を埋める為、自身の命と引き替えに放つ最終奥義「ファイナル・ブラスターテンペスト」を大気圏上から発射し自壊。最期は仲間達を思い死んでいった。
その洗練されたデザイン、仲間達を思う絆の強さ、圧倒的強さと散り際の格好良さからガイバーファンの中でもピカイチの人気を誇る敵キャラクターの一人となり、立体物の商品化にも恵まれている。
ゼクトール
全身に生体レーザーを内蔵したタイプのハイパーゾアノイド。翅で周囲の熱・光エネルギーを吸収・収束し、腹部のレンズ体から放出する超熱線「ブラスター・テンペスト」はガイバーのメガスマッシャーにも匹敵する。
ネオ・ゼクトール
Dr.バルカスによる再調整によって5人衆全員の能力を手に入れたパワーアップと対アプトムを目的とした形態。ガイバーをも越える実力を発揮したが、無理な調整が祟って細胞の自壊が著しくなり寿命が数日しか保たなくなっている。またロストナンバーズ化した事により獣神将の精神支配から逸脱しているが、アプトムへの復讐心に凝り固まっている事や寿命の関係から問題無しと判断されている。