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アカエイの編集履歴

2017-04-29 15:51:15 バージョン

アカエイ

あかえい

トビエイ目アカエイ科に属するエイの一種。毒のとげがあることで有名。

概要

トビエイ目アカエイ科に属するエイ。(ただしトビエイは元々アカエイから派生した種)

学名はDasyatis akajeiで、この学名は和名が由来。英語圏ではスティングレイと呼ばれている。


カラスエイヤッコエイオトメエイホシエイ等の仲間がいるが、このアカエイは名前の通り背面は赤褐色なのが他の種類との違い。


尾に毒のとげがあり、刺されると激痛に襲われる。数週間も痛みが続いたり、アレルギー体質の人はアナフィラキシーショックにより死亡することもある。このとげにはのこぎり状の細かいギザギザがあり、一度刺さると抜きづらい上に無理に抜こうとするとかえって傷口を広げる危険がある。生体が死んでも毒は消えないため、死体を扱う際にも尾には注意が必要。尾を鞭のように払って刺そうとするので充分注意が必要。ただし触ったりしない限りは自分から人を刺すことはない。

刺されたらまず毒を絞り、患部を水または湯で洗い流した後、早急に病院で治療を受ける必要がある。


なお、この毒は同じアカエイ同士には効果が無いようで、仲間のとげが刺さったまま泳いでいるなんてこともある。


人との関わり

このとげ故、釣り人からは倦厭されており、漁業価値も高くないが、ガンギエイ共々利用頻度は高く、刺身、湯引き、煮付け、煮こごりなどに利用される。ヒレの軟骨を干物にしたり、魚肉練り製品の原料にも使われる。身は脂肪が少なく繊維質が強く、エイの中で最も美味といわれる。


水族館でも飼育され、とげが発達していない稚魚はふれあい体験コーナーで触ることが出来たりする(とげは万が一のこともあるので抜いてある)

自然でも人に慣れた個体がダイバーにモフられたりすることもあるが、それでもある程度の距離は置こう。


関連項目

危険生物

赤えい…この種の説話から生まれた妖怪

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