書物によって鬼女とも蜘蛛とも言われるが、いずれも百物語の会に現れるも具体的な怪異を起こさず実体を持たず性別も女性とされている。
『画図百鬼夜行』の作者であり妖怪画を専門に活動していた浮世絵師鳥山石燕の解説によると、青い紙を貼り付けた行燈の後ろに現れひっそりと立ち、鬼女の姿をしており裁縫道具や櫛や手紙を手元に置いている。
江戸時代の怪談集『宿直草』の青行燈も実体を持たず、天井から現れた大きな手を刀で切りつけたところすぐに霧散し、小さな蜘蛛の足が一本残っているのみだったという。
妖怪の名前ではなく、百物語の怪異全般を指すという解釈も存在する。