青行燈
9
あおあんどん
百物語で百の物語を語った時に現れるとされる日本の妖怪
書物によって鬼女とも蜘蛛とも言われるが、いずれも百物語の会に現れるも具体的な怪異を起こさず、実体も持たず、性別は女性とされている。
『画図百鬼夜行』の作者であり妖怪画を専門に活動していた浮世絵師の鳥山石燕の解説によると、青い紙を貼り付けた行燈の後ろに現れひっそりと立ち、鬼女の姿をしており裁縫道具や櫛や手紙を手元に置いている。
江戸時代の怪談集『宿直草』の青行燈も実体を持たず、天井から現れた大きな手を刀で切りつけたところすぐに霧散し、小さな蜘蛛の足が一本残っているのみだったという。
妖怪の名前ではなく、百物語の怪異全般を指すという解釈も存在する。
ゲーム
- おそ松さんのへそくりウォーズ ： カラ松（男）が青行燈に憑かれた姿という設定の「カラ松：青行燈」がガチャで出る。妖怪松も参照。
- 陰陽師 ： 寒色系の装いをした白く長い髪の女。pixivのイラスト数が特に多いキャラクター。 →青行燈(陰陽師)
- かくりよの門 ： 三河三島の敵ボス。藍色の着物からのぞく素足や、うねる青髪が目を惹く女のあやかし。周囲に行灯や提灯のお化けが漂っている。強い「青行燈・這」も出現。
- 紅神楽 ： でぼの巣製作所から発売された戦術シミュレーションRPGである同作において、盲目の吸血種妖怪・紅検校と共に同作における「ダブルラスボス」として「朧げな姿の美女」の姿で登場。人間・妖怪問わず死者蘇生させる事で無尽蔵に配下を増やせる。(この能力はゲーム中においては『複数行動の中で必ず妖怪召喚を行う』と言う形で表現。)また、メインヒロイン候補の一人・新堂勇にとっては両親の仇でもある。
- 妖怪百姫たん!
- ラヴヘブン ： 男の幽霊あるいは妖怪。黒髪碧眼で、初期衣装は黒地に赤い縁取りの着物。偉人が題材のゲームだが2015年8月の「納涼！偉人だらけの肝試し大会」に小泉八雲の縁で登場した。
アニメ
- まんが日本昔ばなし：第655話「百物語」にて、青行燈とは明確にされていないが女の怪異が登場した。
マンガ
小説
- インテリビレッジの座敷童： 劇中では物語をかき乱すトリックスターとして暗躍。角の生えた和服の女性の姿をしている。→青行灯(インテリビレッジ)
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見る
pixivに投稿された小説
すべて見る
唐唐短編集山奥暮らしの変わった語り部(天青風味)
唐唐未満。 Twitterの相互さんの｢烏天狗さんに怪談を聞かせてもらおうと強請る青行燈の話が読みたい｣的な呟きがきっかけで生まれたお話。 烏天狗が青行燈に昔話を聞かせているだけ。 この2人はそう遠くないうちに天青となります(予報)3,906文字pixiv小説作品
カラナキさんは名前が欲しい！同じ穴のなんとやら
カラ松の元にやってきた一通のメール。 それがキッカケで、十四松を引き連れ田舎にやってきた。 カラナキさんは名前が欲しい！ 今回は出稼ぎ出張編。ポロリは無いよ。 以下読了後推奨 感想及び追加の補足設定。 ホラーってなんだっけ？となっております。 次回こそ、ホラー成分を濃くしたいと思っていますが、いっそのことなんちゃってホラーではなく、異能力松ってことにしようか悩んでいる現状です。 次回の妖怪、都市伝説、は未定。メジャーどころで書く予定ではありますので、今後ともよろしくお願いします。 本文内に出てきた「六人搗き」について ・イタチが六匹で臼をついている音がする怪異。音を聴くと、家が栄えたり、衰えたりする ・6つ子達はこの怪異と引っかけて、家が没落せずにすんでいる設定。 ・山神の使いが十四松の事を追いかけ回したのは、「六人搗き」の妖怪だと思ったのと、力がありそうだったので食べる為 十四松について ・十四松はカラ松と同じく、元々見える人 ・昔から人と見えるものが違うことを気にしていた。 ・十四松の焦点が合わない視線は、怪異の類を見ないようにする自衛手段だったが、いつしか癖になっている。 ・18歳の時のヤンキー化は、普通の人になろうとした結果 ・睨む事で、怪異の類いを寄せ付けないようにプラス普通の人になろうとしたから カラ松と青行燈について ・山神捜索について依頼される。 ・出番少ない、主人公？ ・途中で買ってた寄せ木細工の秘密箱については、単なる偶然 小泉について ・ムジナの大妖で1500歳以上。 ・化けるのがめちゃくちゃ上手 ・松野家とは親戚付き合い、実際は江戸末期からの腐れ縁 ・なんでカラ松達を可愛がっているかは、色々あるらしい 今回の事件について ・山神様居なくなっちゃったー。生贄使って復活させるぞ、が発端 ・小泉はあくまで山神の元神域内の出来事だった為、発見が遅れた。ついで言うと密猟者なので身内の犯行かとも思い、カラ松に頼んで探ってもらってた。 ・お使い貂が、山神様と呼んだのは、直前に浴びた青行燈の蝶の鱗粉のせい。幻覚で周りの人間が自分の1番大事な人に見えるようになっていたから。 ・ヒロミツが懐いた理由は、半分妖怪になりかけていたところ、十四松の妖力的なものが心地よかったせい。 ・秘密箱の中には、山神の残り滓みたいなものが入っていた。そのおかげで封印出来た。 ・作中のカラ松が行ったのは祓詞、本来神社で行う禊の為の祝詞ですが、穢れを堕とすという意味で使用。 ・分かりづらいですが、ニ礼二拍手、一礼しているため、側から見ると結構間抜けな状態 ・カラ松自身の力というよりは、化け物になった貂に山神の力の名残で、よく聞いていた祝詞が効いただけ ・管狐は陰陽、対になるようにということで二匹。 ・この後、十四松に管狐というセコムがつく 長々と追加設定を書かせていただきました。 出来る限り分かりやすく、本文内で説明が済むように精進していきたいです。 それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。 お粗末さまです。13,096文字pixiv小説作品
カラナキさんは名前が欲しい！カラナキさんは名前が欲しい！ 〜闇子さん〜
自宅周辺で噂される「裏路地に残される血溜まり事件」ついて耳にした一松。 テンプレートのように事件と遭遇したが、カラ松のおかげで逃げ延びことができた。 それからしばらくして 一松は、救ってくれたカラ松自身が不振な行動をしていることに気がついてしまう。 事件はただの通り魔なのか、それとも別の何かなのか 一松君の冒険が、今はじまる！！ ＊注意＊ 冒険しません。 多少の流血設定あり。 8月最後に書き上げたかったホラー松で、どうしても青行燈とカラ松に夢みたかったもの。 カッコいいカラ松に夢を見たせいで、一松がおっちょこちょいに見えるかと思います。 以下、読了後推奨。 夏なので 書いてみたかった ホラー松 字余り。 (百物語の)名前がほしくて仕方ないカラ松君奮闘記でした。 以下は設定及び説明 途中、一松が見た陽炎はオカルト的な設定。 陽炎は本来日中、暑くて風の無い日に起こりやすい現象。 見え方も光の屈折による揺めきのため、一松が見えた暗い影が揺らめいて見える現象とは違うものです。 この時点で、一松がオカルト的なものが見えてますよーとアピールしてました。 あと、青行燈さんのアイデンティティは「行燈」じゃ無いです。 これについては賛否両論あると思いますが、どうしても空芒=青行燈と結びつけたかったため無理にこじ付けたものです。作者の個人的な願望です。 ここは一つ、二次創作ということでお許し下さい。 青行燈の設定 ・飛べる、浮く、姿を消せる ・妖怪の中では若めの方。本人も若い感性があるのでデジタル機器に興味深々。 ・出来ればスマホが欲しい ・行燈の中に物体収納可能。ただし重量制限がある。せいぜいスーツケース程度。 ・英語も喋りたいが発音は平仮名 ・無駄な知識を溜め込むのが趣味 ・カラ松が作る怖い話を百物語として従えている ・従えた物語は怪異自身の判断で協力してくれることがある ・蝶は使い魔だったり、百物語の配下の怪異であったりと色々 ・普段は兄弟の見張りで忙しい カラ松の設定 ・オカルト的なものを見える聞こえる、触れる ・本人に除霊能力は殆どない。ただし除霊(物理)が効くこともある ・大体が対処法を知っているおかげで逃げてこられたタイプ ・青行燈のおかげで兄弟を見張らなくて良いし、小遣い稼ぎが出来てラッキーだと思っている ・大事にする人とそうじゃない線引きがハッキリしているので、他人から見ると怖かったり恐ろしく見えるタイプ ・意外と考えているようで考えていない。だけど馬鹿でもないという面倒な奴 ・趣味はネットショッピング 闇子さん ・本名 消照 闇子 ・10歳〜20歳程度の年齢、そこは目撃例により変わる ・武器は包丁 ・闇に一人きりでいるターゲットを血液だけ残して消し去る怪異。 ・対抗するには2人以上でいることと「闇子さん」という存在を認知すること。つまり知っていると現れない。 本文中の闇子さんは、消照 闇子 と呼ばれるSCPの設定そのまんまお借りしました。 scpについては、pixiv内で詳しく説明されている方がいらっしゃるのでそちらを参照してください。 カラ松のサイコパス感と青行燈書きたいだけで作りました。 書きたかったところ書けて満足です。 毎度読んでいただきありがとうございます。 これにて お粗末様でした。11,596文字pixiv小説作品
- 【酒青】永遠に八千代に…
【酒青】⑤永遠に八千代に…
#妖怪松6周年おめでとう 酒青、１部完です✨✨ なんとか記念日に間に合いました 『カラ松、俺の弟… 青が去った後、酒呑童子は人間の頃の記憶を思い出す』 スピンオフで酒呑童子が出ています おそおそですが、よかったらです 【酒大】妖怪とはじめる百物語 | 重田みりか #pixiv https://www.pixiv.net/novel/series/94319631,364文字pixiv小説作品 
- 唐唐短編集
【鬼書生×青行燈】夕闇に融ける
暇を持て余したある日、Twitterで｢何か書きたいから誰か曲を指定してくれ〜｣と募ったら某氏がお題くださったのでその日のうちに書き上げたもの……を、幾らか修正したものです。5,505文字pixiv小説作品 
ホタルとニートと青行燈
材木松のつもりで書いたけど全松っぽい話になりました。 ニート達がホタルを見に行って、どっか行っちゃう次男のお話。 ※派生の青行燈が出てきます。 ． ． ． ． へそ先生のニートから妖怪になっちゃう妖怪大抗争ストーリー最高ですね！！！ 3期「まぁな」の材木もやばかったよね。 尊さがカンストしてたよね。 ついでに「高尾山」も尊さカンストしてたよね。 やばかったよね。 もう普通に好きー！！！！ ついでにニートスタイルブックを読んで、トド松って兄達のこと大好きなんだなぁって私は感じたのでラストはこうなりました。5,186文字pixiv小説作品
カラナキさんは名前が欲しい！だるまさんが転んだ
一部排泄描写が入ります。ちょっとトイレに的な表現ですが、苦手な方はご注意ください。 あらすじ その名も高き、きさらぎ駅。 誰が言ったか異界の入り口、ことの始まりはネットの海に囁かれ始めたある噂。 迷い込んだら帰れぬ場所。 ある日、おそ松とカラ松はきさらぎ駅に迷い込んでしまう。2人は無事に帰れるのか……。 出演怪異 ・きさらぎ駅 ・くねくね ・送り犬 の三本です。 以下読了後推奨 遅くなりまして申し訳ありません。 言い訳ですが…… 嫌いな言葉は「繁忙期」と「人員不足」です。 という、私個人のどうでも良い情報はこれでお仕舞いにします。 フォローやコメント頂けたおかげでモチベアップに繋がって書き上げられました。一重に読んでいただける皆様のおかげで成り立っていますので、これからもよろしくお願いいたします。 今回も書ききれなかった補足説明を ・除霊というわけではありませんが、怪異が排泄行為、生殖行為、その他を嫌うそうです。 ・カラ松が行ったのはくねくねがモノノ怪の類と判断した為。結果オーライ ・きさらぎ駅に迷い込めたのはおそ松が「長男」だったから ・物語に置いて、長男や一の人間は巻き込まれる、呼ばれる、そう言ったものに遭いやすいので今回はきさらぎ駅に来られた ・カラ松自身、きさらぎ駅に行ければ良いなーってつもりだったが本当に来られて正直ビビってた ・本来カラ松はこう言った危ない行為をするタイプでは無い。 ・今回の凶行は、ある意味怪異に慣れてきたせいでもある ・送り犬はニホンオオカミのこと。絶滅しているため、作中カラ松の鳴き声に反応して現れた。 ・実は送り犬が来てくれるかどうかは賭けだった。 ・きさらぎ駅は招く怪異の為、送り犬の「家まで送る」という怪異と拮抗した結果、送り犬の方が優ったために帰宅出来た。 他にもあれば随時追加していきます。 ここまで読んでいただきありがとうございました。14,164文字pixiv小説作品
