概要
百物語の最後に現れるとされる妖怪。致命誘発体。
心霊や妖怪、怪奇現象を遊び半分に愚弄するという禁忌を犯した者の前に現れ、その者を罰する存在。
その性質上、百物語の内容によって外見や性格などが変化するという特異な性質があり、
作中で登場した青行灯は怪談を厳選することで
かなり特殊なチューンアップを施された種の中でも異質な個体である。
外観は青みがかかった長い黒髪で青白い肌の美女。
額からはナイフのような一本角が伸び、その先端には青白い燐光が灯っている。
白無垢のような着物を羽織り、扇を手にしている。
一人称は「ボク」で、「ラスボスちゃん」を自称。
性格は気まぐれかつ残虐。
生まれから妖怪寄りの思考で人間に対しては冷酷だが、
気に食わなければ妖怪でも手にかける。
停滞や現状維持といった「変化しないもの」を何よりも嫌い、
変わる意思がなければたとえ仲間でも容赦しない。
しかし気に入った相手ならたとえ人間でも手を貸したり、人当たりよく接したりもする。
能力
妖怪は怪談などで語られる恐怖が形を持った存在であり、青行灯とは100個の怪談で構成される存在。
つまり100個の怪談を内包する彼(彼女)らは100の超常を持つことを意味し、単独で100の妖怪に匹敵する力を持つ。
保有する超常は怪談の内容に左右されるが、作中の個体は構成する怪談を厳選した結果、
他者に危害を加える怪奇現象を多数保有している。
正体不明の熱病、失明、食中毒、参加者宅の連続不審火、地域一帯を巻き込む災害までなんでもござれ。
さらに本来持っていない超常であっても、自身の無数の怪談を組み合わせる事で類話を創造し、
新たな超常を生み出し獲得することも可能と事実上「無限」に等しい手札の数を誇る。