プラキットとして
フレームアームズ・ガール第5弾。
元々は島田フミカネ氏が轟雷を改造して作った作例が元ネタであり、発売時点で元ネタとなるフレームアームズが存在しない機体である。(フィギュアJAPANのインタビュー記事によるとFA迅雷のキット化については「多分やるつもり」とのことである)
轟雷の改造機だけあって容姿は轟雷に似ている。
髪型は金髪のロングポニーテールであるが、轟雷と同じショートヘアにすることも可能。
胴体部分については胸部装甲以外はマテリアに準じており、可動範囲についてもほぼ同等。
首・肩・股関節が工業用プラスチック製となっており、耐久性が大幅に向上している。
カラーリングは、作例の時点の軍艦色から、マゼンダと紫を中心としたものに変更されている。
これは一つ前のラインナップであるアーキテクトが灰色であったため、色の重複を避けるための措置。
なお作例の迅雷が軍艦色なのは、島田氏曰く「塗りやすかったから」とのことである。
装甲は轟雷に似通っているが、新規造形のパーツが非常に多い。
アーキテクトの腕部・脚部の上から装甲を据え付ける形式となっており、それまでのキットでは再現されていなかったフレームアームズと同様の仕様が再現された形になっている。
前腕部はアーキテクトと共通であるため、ジョイントパーツを接続することで腕部に追加パーツを設置できる。
脚部については上半分こそ轟雷に似ているが、脛部分はアーキテクトの装甲が露出した状態となっている。
3mm穴は肩アーマー、バックパック中央および左右、脛側面、脛後部にそれぞれ1つずつ。
轟雷の膝パーツと同デザインのウェポンラックが付属しており、近接武器類をマウントすることが可能となっている。
武器については、轟雷と共通のタクティカルナイフに加え、M.S.G.「ブーメラン・サイズ」、「ナイフセット」等の刃物類(なんと合計15本)が中心となっており、銃火器の類は轟雷のものよりも小型の滑腔砲が1つのみとなっている。
ロングソードやサイズに接続可能な延長パーツも付属しており、これを用いることで非常に長大な鎌や、ロングソードを用いた大身槍などを作ることができる。
ブーメランに接続してつるはしのような武器にすることができる柄パーツも付属。
これらを装備することで、軽装備の轟雷系機体という印象から一転、忍者のような雰囲気を持ったFAガールへと変貌する。
マテリア譲りの圧倒的な可動範囲と、忍者のような容姿の親和性は非常に高く、派手なアクションポーズがよく映える。
Indigo Ver.
ダークブルーとグレーに装いを改めたカラーバリエーション版。
髪の色はブルーに変更されている他、新規の髪型としてショートポニーテールが付属。
新規造形パーツとして、クリアイエローとガンメタル二色の手裏剣各3種が付属している他、「ブーメラン・サイズ」が付属しない代わりに、「サムライソード・マチェット」が付属している。
「ブーメラン・サイズ」を除くノーマルVer.のパーツは全て付属しているため、「ブーメラン・サイズ」を単体で購入すれば、ノーマルVer.のギミックは全て再現可能。
手裏剣は中央に3mm穴が開いており、各所にマウントが可能である他、髪飾りとして使用することもできる。
アニメにおいて
第4話から登場。カラーリングや髪型はIndigo Ver.のそれであり、右目に眼帯をつけている。
眼帯の理由は、戦国武将・伊達政宗公の熱烈なファンであるからであるらしく、日本の伝統文化に対し強いこだわりを持つ。
窓からカーテンを切り裂きながら登場、いきなり轟雷に勝負を挑もうとする。
あおに対し攻撃を仕掛けたことで轟雷を怒らせ、バトルに突入。
大鎌や苦無といった武装を駆使し、スティレットやバーゼラルドを一撃で戦闘不能に追い込んでいた滑腔砲の一撃を受けても耐え、さらには高速移動して残像により分身するなど轟雷を翻弄するが、あおが投入したバイオレンスラムのダブルキャノンモードで全ての分身を一斉に攻撃され、もろともに撃破され敗北する。
その後、今度はフィールド外で相撲による勝負を挑むも、激しい回転から投げ飛ばす技(バーゼラルド命名「ぐるぐる投げ」)を受け、またしても敗北する。
その次の回でも轟雷とバトルを繰り広げるが、アーキテクトの乱入により共同戦線を張ることとなり、ユナイトソード2本を合体させた大剣を武器に、アーキテクトを仕留め、勝利を収める。
おつかいバトルでも轟雷と陸戦チームとしてタッグを組むも、乗り物として使用したお掃除ロボ「スレイプニー太郎」が暴走してしまったため、今度は逆にアーキテクトに敗北を喫する結末となった。