概要
タルトと共に戦う魔法少女で、タルトとの付き合いが一番長い。シスターっぽい服を着ている人物。過去編では男装の様な衣装にマントを羽織っていた。イメージカラーは黒。ソウルジェムの位置は袖ピンで、長方形を象っている。変身中の姿は、身を覆う程の広いマントと格闘の邪魔にならないようにスポーティでスッキリした服装だった。
クールな印象を受けるが、人をからかってたりしていたりタルトの妹・カトリーヌ等の可愛いものには弱かったりする。幼少期のタルトを魔女から救っており、彼女が契約するきっかけを作っている。少女らしく実年齢より年上に見られることを気にしていて、デリカシーの無いキュゥべえが「年上は敬われるのだから喜ばしい事じゃないか」と言い放たれ、キュゥべえを睨みつけながら投げ捨てたりしていた。カトリーヌを殺した兵どもにマジギレし皆殺しにした辺り、本編の中で一番怒らせてはいけない人なのかもしれない。
固有魔法は影の操作。汎用性に優れ、影と他の影を接続して武器を貫通させるなどの使用法があり、しかも影の中まで入れる。反面、防御面ではかなり不安があり影に潜り込んで移動するなどの工夫でフォローしている。武器は専用のホルダーにしまわれた伸縮自在で鞭や鎌などに変形可能な苦無のような短剣で、他にも手首に暗器のような剣を仕込んでいるなど、服装も相まって暗殺者かその類を生業としていたのかもしれない。
「偉大なる白き傭兵」と呼ばれる人物の子孫であるらしい事以外、出自は不明。連載前の情報ではリズ・「ホークウッド」となっていたが、本編ではリズ・「ヴィスコンティ」となっている(「ヴィスコンティ」姓を名乗る前に一瞬考えこむような様子を見せているため、こちらは偽名である可能性もある)。
タルトが作ったキューブをかたどった旗に対し「ひどい柄ね」と言い放っていることから、キューブにはあまり良い印象は無い模様。
なお、単行本一巻カバー裏のパラメーター表によると能力値の合計はあの「(21世紀初頭時点において)本調子ならば負ける相手はいない」とされる巴マミを僅かながら上回っている。このステータスが即ち強さそのものではないとはいえ、彼女の魔法少女としての才能の高さが垣間見える部分ではある。