概要
「ジオラマ(diorama)」は、展示物とその周辺環境や背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の1つである。
日本では「情景模型」とも呼ばれ、プラモデルの作品展示に多いが、模型をより効果的に見せる手段として一般的な展示方法である。
模型雑誌によっては、フランス語発音に基づいた「ディオラマ」や、英語発音に基づいた「ダイオラマ」と呼称表記される場合もある。また、小型のものを特に「ヴィネット(装幀、額装用の小さな絵)」と表現する場合もある。
「鉄道模型」においては、規模の大小や情景の有無に関わらず模型車両の運転を楽しむものを英語由来の「レイアウト(Layout)」と呼び、小規模で車両走行を主目的せず飾ることや見せることを主眼に置いて工作密度を高めたものを「シーナリーセクション (Scenery section)」と呼んで、区別している。