あらすじ
魔法が芸術と化した世界では「アルティスタ」と呼ばれる魔法芸術のエンターテイナーが数多く活躍していた。
そんなアルティスタを養成する「私立星ノ森魔法芸術高校」(通称:星芸)に愛ヶ咲小花という女子が転入してくる。小花は転校早々、学校の文化祭である「星ノ森サマーフェスタ」(通称:星フェス)の実行委員に選ばれ、様々な分野を得意とするアルティスタの卵の男子の実行委員6名と共に星フェスの成功を目指すこととなった。
星フェスで最も活躍した男女1組には「アルティスタ・プリンス&プリンセス」という最高の称号が与えられるという。小花は果たして意中の彼とカップルを組み、これを獲得することが出来るのか?
登場人物
本作の主人公で高校2年生。華道の伝説的アルティスタだった母(愛ヶ咲さくら)に憧れ、星芸に転入してくる。もっとも入学試験当日は高熱で倒れてしまって不合格、その後超難関とされる編入試験に合格している。他人の長所を見つけるのが得意で、常に前向き。
2年生で学内トップの歌唱力を誇る歌唱の星芸の「キング」。表面上はクールだが情熱的な熱い心を秘めている。一条寺家にふさわしい人間になるよう父と二人の兄にプレッシャーをかけられている。墨ノ宮とは幼馴染だがライバルでもある。
我が道を行く孤高で天才肌の書道家。他人のことや細かいことに無頓着だが一度興味を持つと深くのめり込む。
3年生。明るく元気で気配りも出来るクラスの人気者。彫刻の天才で、小柄な体格ながらチェーンソーアートを得意とする。趣味は料理。
3年生。誰にでも分け隔てなく優しいムードメーカー。本気を出すことは滅多にないが見た人を虜にするダンスの天才。
1年生。自信家でちょっと生意気だが「モノクロのプリンス」の異名を持ち、鉛筆で描いたデッサンさえも色鮮やかに見せる。フードの中にペットであるハリネズミの「リン」を飼っている。凛太郎とはいとこ関係。
1年生。見た目は怖いが困っている人を見ると放っておけない人懐っこく包容力があるチェリスト。あたたかい音色が持ち味。バスケが好きなスポーツマンでもある。
その他の登場人物
小花の同級生で寮のルームメイトでもある。専攻は舞台演出。
小花のクラスの担任教師。陶芸が得意。「星フェス実行委員会」担当でもある。
もねの双子の兄。フランスに留学中。
小花の母。彼女が幼少の頃に亡くなっている。享年30。かつて華道で世界を驚かせた伝説のアルティスタ。星芸OGでもある。