南米のアンデス山脈より東側の地域に棲息する。
住む地域に拠り「ミナミコアリクイ」と「キタコアリクイ」に分けられる。
オオアリクイよりも小さいのでコアリクイ。体長60センチほど、尾も同程度の長さ。
淡い褐色の体毛を持ち、ベストを着こんだような黒っぽい模様がある。
オオアリクイが地上生活者であるのに対し、本種は主に木の上で生活する。長い尻尾はものに巻きつける事が出来、木の上で生活する上で大いに役立っている。
餌は樹上性のシロアリの他、アリやハチなど。
相手を威嚇する際、後足で立ち上がって前足の爪を誇示するような仕草をする。
これは「それ以上近寄ると爪で引っ掻いてやるぞ!」と言う意思表示なのだが、人間の目には「かわいらしい」仕草に見えるようだ。