武元うるか
たけもとうるか
概要
3年D組所属。第4話から登場した成幸の中学時代からの顔馴染み。水泳部所属のスポーツ特待生であまねく水泳大会の自由形種目で優勝をかっさらう通称「白銀の漆黒人魚姫」。
水泳をしているため、競泳水着の跡がくっきり残る程に日焼けしている褐色娘である。
活発的な性格で騒ぐのが大好き。親しい人とスキンシップを取ることが多く、成幸にノートを借りる際にラリアットしたり、理珠にことあるごとに抱きついたり、文乃とじゃれあったりしている。
一方で、成幸との恋愛が絡むと途端にしおらしくなる乙女な一面もある。成幸を意識しすぎるあまりにテンパって恥ずかしい目に遭うことも少なくない。
勉強嫌いであるが根は頑張り屋で、水泳のタイムが落ちた際には「勉強頑張ったからタイム落ちました」と思われるのが悔しいという理由で学業と部活動の両方に力を入れるようになった。
スポーツ万能で運動神経が高く、得意の水泳では25メートルをモーターボートのように素早く泳ぎ切る事が出来る。球技大会のバスケでも本調子ならば相手チームを圧倒する活躍を見せている。
但し、「水泳の天才」という評価は決して才能のみに拠るものではなく、過去の敗戦をバネに努力を積み重ねたという側面も持つ。
一方では体育以外の教科は壊滅的で、当初は英単語のテストは0点、勉強をしてもすぐに集中力が切れる有様であった。
意外にも料理が得意であり、手際も味も良く体調に合った料理を作るなど、印象以上に女子力は高い。
スポーツ推薦の大学に進学するという目的で成幸の教育を受けることになる。当初は過去の勉強不足と勉強への集中力のなさに四苦八苦していたが、成幸の教育と成幸に認められたい一心で成績を上げていく。
勉強が苦手なのは単純な苦手意識に加えて勉強に割くべき時間も部活動に費やしているためであり、「勉強に集中できない」という最初にして最凶最悪のハードルさえクリアできれば頭は決して悪くはない。実際、英単語のテストの際には成幸が彼女の大好きな水泳と結びつけた勉強法を考案したことで急速な成長を見せている。
自分の事情を察して努力を認めてくれる成幸に対し、明確に恋愛感情を抱いている。
時には、成幸の些細な言動や行動で妄想に浸ったり、成幸に恋人ができたという噂を聞いたときには学業と部活動で調子を落とすなど、恋煩いは深刻なレベルまで進行している。
しかし、恋愛関連に関しては超が付く奥手でヘタレ。そのため、積極的な行動に出られないか、らしくない行動のあまり冗談と捉えられてしまう。なお部活仲間からも度々からかわれていることもあり、自身が恋愛に対しヘタレであることについては一応自覚はある模様(本人の独白曰く「アプローチかける度胸があるなら中学時代に告ってた」)。