ドイツ国防軍(Wehrmacht)とは1935年から1945年までドイツ第三帝国に存在した軍事組織。
1935年、当時政権を握っていたナチス党がヴェルサイユ条約の破棄と再軍備を宣言したことにより、ヴァイマル共和国軍を大幅に増強した形で登場した。
創設時より、陸軍、海軍の他に空軍を擁しており、世界でも屈指の兵力を誇っていた。
第二次世界大戦では、優れた兵器と革新的な戦術によってヨーロッパや北アフリカを席巻したが、連合国軍の反攻により徐々に追い詰められ、1945年のドイツ降伏とともに解体され、10年という短い生涯を閉じた。