ワルプルギスの夜
わるぷるぎすのよる
複数の意味を持つ。本文参照。
曖昧さ回避
- ヨーロッパで行われる行事。
- アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する魔女。舞台装置の魔女を参照。
- 格闘ゲーム『メルティブラッド』に登場するキャラクター、ワラキアの夜の異名。
- RPG『真・女神転生NINE』に登場するスキル。敵・味方とも物理系の多重攻撃が発生しなくなる。
ヨーロッパの行事
中欧・北欧で4月最後の日に行われる行事「Walpurgis Night(英)、Walpurgisnacht(独)=ヴァルプルギスの夜」は、国によって形式は異なるものの、魔女達が集う祝宴の夜とされることが多い。
本来はイングランドの聖ワルプルガの名に因んだもので、北欧のヴァイキングといった非キリスト教の春を祝う風習と混じり合い、祝日となった。
ドイツではブロッケン山で魔女達が山の神々と共に、春の到来を祝し盛大な祭を行うとされており、ゲーテの戯曲である『ファウスト』にもこの魔女達の祝宴が描かれている。
キリスト教が広まるに従い、異端・異教の類い、闇の存在として見られ、追いやられるようになった。そのような印象の元、『魔の山』や『ファンタジア』、『ハリー・ポッター』など様々な分野の作品に影響を残した。