オートマグ
おーとまぐ
1969年に発表された、マグナム弾を使用する世界初のオートマチックピストル。後に「オートマグ」を冠する銃が複数発表された。
初代オートマグ
1969年にアメリカ合衆国で発表され、翌年に発売されたオートマチックピストル。マグナム弾を使用するオートマチックピストルはこれが世界初である。
オリジナルモデルは新設計の44口径オートマグ弾を使用し、装弾数は7発。ロッキングは自動小銃のようなターンボルト式だった。
素材はステンレス鋼のモデルのみで、スチール製のモデルは設定されなかった。
発表と共に、当時世界最強の拳銃と呼ばれていた S&W M29 を超える銃として注目を集めた。
ところが、実物がシューターの手に行き渡ると、信頼性が欠ける点が問題となり商業的には不発に終わった。
製造メーカーは、本銃の発売から一年で倒産。以後製造権が複数社に渡ってやり取りされた末、1983年に生産中止。
AMTオートマグ
初代オートマグのコンセプトを継承しつつ、M1911を参考として強力なカートリッジが使えるように設計されたモデル。
- オートマグⅡ
1987年デビュー。
22口径のマグナムカートリッジ .22WMR (Cal.22 Winchester Magnum Rimfire)を使用するモデル。
前作同様に「信頼性に難が…」という話も聞かれたが、そこそこの人気作となった。
- オートマグⅢ
1992年に登場。
M1カービンで使用する .30カービン弾 を使用するモデル。
ライフル銃の中ではほぼ最弱と言ってもいいカートリッジだが、拳銃から撃ち出すには強力すぎる方である。
もちろん、拳銃用の防弾チョッキは貫通してしまうので「ボディアーマーキラー」の渾名がついた。