概要
カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物。CV: 津田健次郎。
バルトライン帝国筆頭宰相で、人々からは「ルイ大臣」と呼ばれる。帝国の「国是」である領土拡大政策を推進するため、ルメリアナ大陸中の諸国家に対しさまざまな陰謀を仕掛ける。その行動はやがてルメリアナ大戦を引き起こす。
「『帝国』とは飽くことのない怪物です。我々人間にできるせめてものことは、この怪物を上手に飼ってやることぐらい……」
人物
プロフィール
生年月日 | トルキエ暦42年/帝国暦418年1月17日 |
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身長 | 190cm |
初登場時33歳。
経歴
バルトライン帝国内でも、特に豊かな旧貴族(ユンカー)の出身。トルキエ暦70年/帝国暦446年(第1話から数えて5年前)に筆頭宰相に就任する。
作中でのバルトライン帝国側の政策・軍事行動は、概ね彼の発案したものである。
ルイ家の財力をもって皇帝ゴルドバルト11世の治世を支えているため、国政の場において強い発言力を持つ。しかしエイゼンシュテイン公爵をはじめとする内政重視派の貴族、常備軍のコランタン・ピノー大将など、彼の軍事政策に反感を覚える人々も多い。
性格・信条
「戦わなければ滅ぼされる」としてバルトライン帝国の勢力拡大を図る。そのためには征服した南方の領土、諸外国、そして国内の新貴族(ヘルマン)を犠牲にすることもいとわない。
首都聖ミヒャエルの城の書斎で地図をもとに政略・戦略を練り、配下に命じて実行に移す手法を採る。これは現場主義のマフムートとは対照的であると言える。
一見紳士的にふるまっているが、レレデリクからは「キレると何すっかわかんねーからヤなんだよ」、グララットからは「問答無用でたたっ斬られます」と評されている。
エピソード
- 聖ミヒャエルの城の誰よりも早く起き、誰よりも遅く寝る。
- 世界中の地図を所持し、地勢を熟知している。その博覧強記ぶりは、ルメリアナ大陸の中であれば川1本、岬ひとつまでそらで描けると噂されるほどである。
- 宰相付秘書官リリー・ココシュカは、ルイからその思想と地図を読む能力を受け継いでいる。
- 財務大臣シモン・ブランシャールは政敵の多いルイにとって数少ない心許せる同僚であるが、男色関係を匂わす描写がある。
- ザガノスの過去を知っていることが暗示されている。
関わりのある人物
- 主君:ゴルドバルト11世(バルトライン帝国)
- 同僚:シモン・ブランシャール(バルトライン帝国)
- 配下:リリー・ココシュカ(バルトライン帝国)、エレノア、コルベール、トリスタン・バレ(赤蛇の教団)、ニコロ