概要
CV：島本須美
食パンの顔をしたキャラクター。ジャムおじさんから作られたアンパンマンやカレーパンマンとは違い、トースター山という山から生まれたと言われている。アンパンマンワールド的「イケメン」。アニメでは第3話Bパート『アンパンマンとしょくぱんまん』（1988年10月17日関東地区で放送）で初登場した。その時がアンパンマンたちとは初対面かどうかは不明で、特に自己紹介はしなかった。ただし、ばいきんまんはしょくぱんまんのことを知らなかった。初期の頃はしょくぱんまんのお兄ちゃんとこどもから呼ばれていた。Tシャツとエプロンを着てパンを配ることもあった。
普段は毎日「しょくぱんまん号」と呼ぶトラックで、学校へ給食用の食パンを配達している。因みにこのトラックは、第100話『新しいしょくぱんまん号登場』以前まではしょくぱんトラックという普通の運搬車でパンを配っていたが、ばいきんまんに破壊されてしまった。そのため、対ばいきんまん用にたくさんの防衛機能が充実した現在の車を使っている。余談だが同回では完成寸前のしょくぱんまん号も即破壊されて再修理というなかなかハードな誕生となった。なおしょくぱんまん号はジャムおじさんとカンタンシスターズによって作ってもらったものであり、排ガスを出さない環境に優しい動力らしい。
性格
アンパンマンと同様大変心優しいヒーローだが、紳士気取りでキザな性格もあり、カレーパンマンと言い合いになる事が多い。しかし、お互いにピンチの時は助け合っている。いたずらばいきんまんには厳しく、敬語をつかわなかったり見下した言葉遣いで対応した例もある。事故にあったときや招待状をもらわれず仲間外れにされたときのばいきんまんには思いやりの言葉を出す。またかなりのロマンチストであり、お花畑によく行ったり、自作のポエムを詠んだりしている。お芝居も大好きで、ミュージカルにはほぼ主役級で出演する。劇場版での扱いは、『人魚姫のなみだ』では準主役級を演じるなどしており、作品によってまちまちである。なお、劇場版アンパンマンでおなじみの強制変身や固めをアンパンマンたちより先に食らうことが多い。
強さ
前述の通り劇場版ではやられ役として描かれることもあるが、強さはアンパンマンと同等である。腕力ではアンパンマン、カレーパンマンに引けを取るものの、彼の強みはやはり頭が切れることだろう。推理をしてアンパンマンにパンどろぼうの行き先を教えたり、カレーパンマンに助言をし、強敵・雪鬼を一度倒させたり等、仲間にアドバイスする場面が多く見られる。得意技として『しょくパンチ』があり、アンパンマンと放つ『ダブルパンチ』や、アンパンマンとカレーパンマンと協力して打つ『トリプルパンチ』は特に有名である。なお、『ダブルパンチ』はカレーパンマンと一緒に放った事がある。
名言
・「暴力はいけない。しかしやむを得なかった」
ばいきんまんを殴って自分に一言。ドキンちゃんがさらに惚れる。
・「わたしは暴力は嫌いだが、正義のためだ仕方がない」
かいじんドクロマンを捕まえる前にドクロマンへ一言。
・「こういうときこそ冷静に考えましょう」
雪鬼相手に苦戦しているときに一言。カレーパンマンは「のんきなこと」と否定していたが、のちに考えを改めた。
・「暴力だけは許しません」
歌『アンパンマンたいそう』のしょくぱんまんのセリフ。
・「わたしが来たからには乱暴は許しません」
ばいきんまんに笑顔で一言。このあとにしょくパンチを…。
余談
ドキンちゃんに好かれているが、本人は好きなのか嫌いなのかははっきりしていない。女の子には平等に優しく接するしょくぱんまんなので、ドキンちゃんも平等に扱うという事が言えよう。
やなせいわく『わがままな女の子は、なぜかマジメな優等生タイプを好きになることが多いのです。名作「風と共に去りぬ」での、スカーレット・オハラとアシュレーの関係と似たようなものです』と答えていた。
しょくぱんまんとドキンちゃんは結婚するの？と聞かれるとやなせ自身は『しません。所詮はパンと菌です。』と回答。公式ホームページのＱ＆Ａでも、『今度どうなるかは、視聴者の皆さんで見守ってあげてください。』と答えている。しょくぱんまん本人もドキンちゃんとの関係は、内緒にしてほしいとかドキンちゃんとの関係の質問には答えないと言うくらいである。
ちなみに彼は何枚切りでも常に「二枚目」らしい。
顔は太陽光でトーストして焼く事ができ、それをお腹の減った人たちに与えることも出来る
「ドキンちゃんのバレンタインデー」という話で、ばいきんまんの策略で性別が逆転してしまう薬をかけられてしまい女の子になってしまった事もあった。(アンパンマンとドキンちゃんも被害に遭っている)
しょくぱんやサンドイッチはもちろん、カレーやあんパン（アンパンマンの新しい顔）を作ることもできる。
しかし、バイオリンの演奏は下手だった。
関連イラスト
