八犬士
はっけんし
八犬士とは、戯作『南総里見八犬伝』に登場する主要人物8人のこと。
仁:儒教の根本理念で自他の隔てをおかず、一切のものに親しみ情け深くあること。愛情を他に及ぼすこと。慈しみ。思いやり。
義:道理。人間として行うべき筋道。利害をすて、条理にしたがって人のために尽くすこと。
礼:人の行うべき道。社会の秩序を保つための生活上の定まった形式。敬意をもって、決まりにしたがうこと。敬っておじぎをすること。
智:物事をよく理解しわきまえていること。賢いこと。是非を判断する心の作用。知恵。
忠:真心をつくして忠実なこと。まめやか。主君に対して、臣下としての真心を尽くすこと。
信:欺かないこと。言をたがえぬこと。思い込んで疑わないこと。信用すること。帰依すること。
孝:父母によく仕えること。父母を大切にする。
悌:よく兄または長者(年長者など)に仕えて柔順なこと。弟または長幼間の情誼の厚いこと。