図鑑説明(旧)
桃に似ている事から桃形と呼ばれる量産型兜です。 槍による叩きつけや刺突など単純な命令しかこなせませんが、 数が圧倒的に多い為いくら倒してもきりがありません。 ホホゥ、機能性と生産性の高さから、多種多様な兜のベースとなったようです
概要
城プロに登場する敵性生物「兜型生命体」の一体。いわば雑魚敵であり、城プロにおけるスライム的立ち位置。出てこないステージは無いくらいの存在。「ザッ!」「ザザッ!!」という台詞と共に三体くらい固まって現れる会話パートの演出はプレイヤーにとってはなじみ深いものだろう。旧時代は槍を構えて前進するモーションだけで攻撃の方法は図鑑説明でしかわからなかったが、REになってドットが好きなように動くようになってからは、槍を振り下ろして攻撃している事が判明した。
城プロでは最弱の名を我が物としているほどに弱く、とりあえず数出てきて誰か一体は通り抜ける、もしくは中型の前に立って城娘のロックを自分に捉えて身を削り、中型の生存性を上げるといった戦術を取られる事が多い。低難易度ステージでは列で並んでやってきて一人ひとり倒される光景もよく見られる。しかし高難易度(イベントの絶など)では体力は低くても攻撃力に補正のかかった個体が見られ、油断すると知らぬ間に耐久が削られ、後々の攻撃であっさり落とされる危険性がある。
基本的には雑魚に定評のある槍持ちだが、本編の後半ステージやイベントの高難易度ステージでは爆弾を抱えてやってくる特攻マンが登場する事がある。城娘もしくはトークンに接近すると爆弾に火をつけて自殺、その広範囲の爆発に城娘を巻き込んでくる厄介な敵であり、範囲内に到達する前に遠距離の攻撃や計略での撃破が望まれる。
個性
旧時代やRE序盤の頃は巨大兜に命令されるまま人々に危害を加える駒としての描写しかなされなかった彼ら雑魚兜だが、「薄れゆく魂の刻印」で城娘と兜との間に感情的な関係が産まれだした事をきっかけとして雑魚兜にも個性が出るようになっていった。桃形兜はもちろん、中型兜や動物型兜も普通に言葉を交わすようになっていき、最近では高難易度ステージ「絶壱」での会話パートは、暇を持て余した兜らの会話からはじまる妄想編成との戦いとなっている程。
やはり敵だけあって粗暴かつ悪質な性格をしている兜の中で、桃形は「ボク」を一人称とした純粋な子として描写される事が多く、日記を書いたり、オタク臭い談義を始めたり、好みの違いで他兜からハブられたりと、色々な個性が出始めている。また、兜と城娘の交流が深くなっている最近のストーリーでは、個体によってはその中のストーリーで中核を担う程の大役を持つ事もある。特に、「季節外れに舞う六花」では、ある事情から古河城の味方に付き、友人の演技をしていただけの兜たちの中で唯一、本当に友達としてい続け、孤立した彼女の味方となった桃形兜の姿は涙を誘われた殿が多かった。また、前田利家の「武神降臨」においては殿との戦闘で全滅した前田軍の中で生き残り、利家の最期を看取った唯一の兜となる等、巨大兜や城娘との交流で美味しいところを持って行く事もあり、もう一人の主人公として活躍する機会も増えてきているのであった。