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T-6の編集履歴

2017-12-25 10:20:09 バージョン

T-6

てぃーろく

1930年代、ゼネラルモータース航空機部門が開発した単葉・単発の練習機で、素性の良さから様々な用途に転用されている。生産工場がテキサス州だった事から「テキサン(テキサス州人)」と親しまれ、その後多くの国に供与されたことから世界中でも知られた航空機。

ちなみに、T-6とは第二次世界大戦後に割り振り直された型番で、元々はAT-6であった。

T-6は戦後(1948年)に再生産されて以降の型番で、既に生産されていた機もこれに従って呼ばれた。


『テキサン』とは

基礎練習機BT-9

1934年に陸軍から出された要求に基づいて、当時のゼネラルモータース航空機部門(当時。まもなくノースアメリカン航空機として独立する)が提出した練習機で、単発・単葉、主翼だけ金属製で固定式車輪という、単葉が少々垢抜けて見えたことを除けば、当時としても普通の練習機であった。


この計画書、つまり社内設計書記号NA-16号は、基礎練習機BT-9として採用され、優れた素性や操縦性によって好評を博した。これに手ごたえを掴んだ陸軍はより高度な練習機を求め、これが続くBC-1として完成することになる。


戦闘教習機BC-1

先のNA-16号の設計を改良を加え、射撃練習用に武装を可能とし、車輪も引き込み式にしたNA-26号が基になっており、戦闘教習機BC-1として採用された他、タイ向けの軽攻撃機A-27として輸出されている。これはフィリピンでも駐留アメリカ軍に運用されていたが、大東亜戦争に伴うフィリピン侵攻により何れも破壊された。


高等練習機AT-6

このBC-1にセミ・モノコック構造を取り入れて、エンジンを換装するなどの改良を施した型が高等練習機AT-6(NA-59)である。


AT-6はアメリカ本国で運用される一方、イギリスへ向けて多くがレンドリースされている。イギリスへの供与名はノースアメリカン「ハーバード」といい、増強を急がれるイギリス空軍の飛行士育成に活躍した。


戦後のテキサス人

このT-6は1950年代までアメリカで運用され、その後は新造機・中古機が同盟国向けに供与された。

これら中古機は仕立て直しついでにG型へと改造され、シリアをはじめとして(現在の)COIN機につながる活躍も残している。

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