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概要

声優は郷里大輔

銀河帝国に所属する軍人で、階級上級大将。下級貴族出身で、装甲擲弾兵総監を務める豪壮な男である。

2メートルの身長を誇り、類稀なる白兵戦能力を誇る武人。その白兵戦能力は帝国軍の中でも随一であり、ラインハルトキルヒアイスに勝てるかどうかと尋ねたところ「自信がない」という返事が返ってきたほどである。

また、白兵戦の名手たるロイエンタールが同じく名手のミッターマイヤーに、オフレッサーと一対一で出会ったらどうする?と問いかけた際には「すっ飛んで逃げる」と返され、ロイエンタールも同意するほど軍内部に知れ渡っている模様。

かつては同盟最強のシェーンコップも敵わぬ相手であったリューネブルクも、オフレッサー相手に気圧されており、三段論法を用いるならば、白兵戦においては作中最強としても差し支えないであろう。

白兵戦で直接流した血の量によって出世したと揶揄されるほどに好戦的、かつ残虐な戦い方を好むため、畏敬を通り越して嫌悪感を人に感じさせるためか、悪評のほうが強い。同盟からは「ミンチメーカー」と呼ばれ、同軍のロイエンタール曰く「野蛮人・人を殴り殺すために生まれてきたような男」。ラインハルトは「石器時代の勇者」と酷評を下している。

性格も粗暴かつ野卑であり、地位に見合った人格をしているとはとても言えない人物である。配下の兵士の疲労を誤魔化すために麻薬を使用させるなど、軍人としての倫理観も欠落していることがうかがえる。能力も白兵戦以外取り柄が無く、上級大将という地位に求められるであろう戦術眼や作戦立案能力もお粗末なものであった。

作中ではブラウンシュヴァイク公が起こした反乱に参加し、レンテンベルク要塞の守備を司る。

ラインハルトがレンテンベルク要塞制圧に赴いた際に、パウル・フォン・オーベルシュタインは動力炉を奪取し制圧する作戦を立案。その最重要通路となる第6通路に自ら装甲服をきて立てこもる。

その戦闘力は凄まじく、ロイエンタール・ミッターマイヤー両提督が送り出す陸戦隊をほぼ一人で8回も撃退する活躍を見せる。その後、アンネローゼ・フォン・グリューネワルトを絡めた罵倒通信をラインハルトに送り付け、彼の激しい怒りを買い、生け捕りを命じられる。

その後、埒を開けるために自ら乗り込んだロイエンタール・ミッターマイヤー両名に切りかかるも、仕掛けられた落とし穴に引っ掛かり、あえなく捕縛、要塞は制圧されるもその被害は少なからず。「要塞は陥落した、血で紅く塗装されて」。と形容された。

その後、オーベルシュタインにより生かしたまま釈放され、反乱軍本拠地であるガイエスブルグ要塞へ送り返されるが、それは策略であった。他の主だった将兵は処刑されているのに無事に戻ったオフレッサーは敵に通じているのではないか、とブラウンシュヴァイク公に疑われ、弁明の際に手が出てしまい、処刑を命ぜられる。襲い掛かる兵士をなぎ倒してブラウンシュヴァイク公に詰め寄ろうとするが、立ち塞がった側近のアンスバッハに隙を突かれて射殺される。

確かな証拠のないまま裏切りの罪で処刑されたオフレッサーの死は、反乱軍に不穏な空気をもたらした。

人物

攻撃的で度を超した残虐性を持った野蛮人であるが、裏を返せば白兵戦一つで出世を遂げた人物である。下級貴族出身で能力的にも白兵戦以外特に取り柄のない人物が上級大将にまで上り詰めたのは、挙げた戦果もさることながら軍内部での立ち回りの巧さや政治力があったためでもある。このため、外伝で登場した際に、ラインハルトをライバル視していたリューネブルク准将に協力を依頼された際も、彼の野心と本音を正確に見抜いた上で一蹴する冴えを見せた。

良きにせよ悪しきにせよ出自の低さを努力で補い出世した人物であり、似たような経歴のラインハルトと協力関係を結んでもおかしくなかったが、結果的に彼はラインハルトを憎悪し対決に至った。

この背景を外伝では「現体制下で様々な不条理に耐えてようやく出世した人物にとっては、門閥貴族よりむしろ現体制の破壊者であるラインハルトの方を憎悪することになるのではないか」と説明されている。

戦闘力は作中最強だが、度を越した残虐性という特徴は、同じ作者の『マヴァール年代記』のドラゴシュに通じるものがある。

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