概要
横浜市の長津田~こどもの国を結ぶ、東京急行電鉄が運営する路線では唯一の単線。
…といっても車両は施設保有者の横浜高速鉄道オリジナルのもので、東急田園都市線から乗車しても初乗り運賃がかかる点、駅名標の色などから、東急バスの路線図などでは「横浜高速鉄道こどもの国線」とされている。
もともとは路線の名称通り、こどもの国という遊園地へのアクセス路線として1967年に開業した。
線路自体は戦前、日本陸軍田奈弾薬庫の引込線として敷設されたもので、戦後に田奈弾薬庫が米軍に接収されてからもその引込線となっていたが、後に旧田奈弾薬庫が返還され、その跡地にこどもの国が建設されることになると、その専用線に転用が決定、こどもの国線となる。
当時は、こどもの国協会が施設を保有していたが、沿線の宅地化が進み、1999年に横浜高速鉄道に施設保有権が移管され、現在にいたる。
始点駅の長津田で横浜線、田園都市線と接続している。単線であることから途中の恩田駅で対向列車を待つ。だが日中は1本の列車が巡回し、列車交換はしない。また途中駅はその恩田駅のみでほかの信号場は無い。そして短い路線であるが故、ワンマン運転も勿論行っている。
冒頭で僅かに触れたが、この路線は田園都市線の駅から乗車しても長津田で初乗り料金がかかる(全線150円)。その代わりに連絡切符が売られており、それを買えば切符を買う手間が1回分省ける。
駅一覧
前述の通り東急で唯一の単線だが、恩田駅の近辺に東急長津田工場があるためか、しばしば「東急の心臓たる路線」とも呼ばれる。