概要
とは言いつつも、劇中(原作並びにアニメ)で佐為の性別を明確に判断できる描写が無かったこと、ストーリーとは関係ない掲載場所として設けられたページに作画担当者の方が「(佐為の性別は)どっちでもいい」(単行本12巻)と話していたこともあり、同人における佐為ヒカというカップリングをジャンルで棲み分ける場合は必ずしもBLであるとは言い切れない。
(しかし、アニメでは佐為の声は男性の方が務められていたため、アニメを見た人達にとってはNLとして見るのは若干無理がある。)
『ヒカルの碁』のアニメ制作で監督を務められた西澤晋氏は自身のブログで、アニメの第1局~第30局のOPに使用された楽曲の歌詞に関し、
「(佐為とヒカルの)二人はお互いを確かに必要としてる存在なんだけど、二人は精神的には独立してて、必要としてる部分をお互いの摂政のなかに持ち出しちゃいけないし、持ち出してない」「「必要」って政治的概念を入れ込んじゃった。その言葉をつかったら友情じゃなくなる」「恋愛なら「必要」って概念が組み込まれるのはいいだけど」(http://ssm2438.exblog.jp/10658138/)と、OPの歌詞が恋愛的であると感じられたとも受け取れる話をしている。
(※あくまで公式関係者の方々にしかわからないものであり、OPの歌詞が佐為ヒカという同人ジャンルにカテゴリされるということは決してありえない。)
キャラクターの物理・力設定の観点に基づいたBLカップリングとしての棲み分けの一例
原作・アニメでは物理学としての意味で佐為が意図的にヒカルに触っている描写があったが、ヒカルが佐為に意図的に触ることができたのかどうか、並びに佐為がヒカルに力学としての意味で作用を与えることができたのかどうかは不明(原作で野球ボールを通過させていた・アニメでヒカルの学校の先生を通過させていたなどの点からおそらく不可能)であり、広義におけるBL表現に含まれていないにしてもそのような描写はキャラクターの設定の捏造にあたるため、投稿者・閲覧者の任意ではあるがBL、腐向けなどの注意書きを推奨。
同一人物であることが公式から明言されていない事実に基づいたBLカップリングとしての表記
コナミより発売されたゲームソフト『ヒカルの碁 平安幻想異聞録』では、近衛光というヒカルに酷似したキャラクターが登場するが、このキャラクターは進藤ヒカルの外見的特徴を模倣したヒカルの別人であるため、佐為と近衛をBLカップリングとして表記する場合は原則的には”佐為ヒカ”ではない。