概要
スマートフォンではない従来型の携帯電話の端末のうち電話とメッセージング以外の機能を有するのの、すなわちフィーチャー・フォン(feature phone)の通称。主にスマートフォンと対比させる形で用いられる。英語の俗称として dumb phone(ダムフォン)、韓国語では폴더폰(ポルドポン)。
ちなみに、ガラケーとは、「ガラパゴス・ケータイ」の略であり、日本独自の進化を遂げた日本製の携帯電話という意味を込めているが、同種のものを指す英語や韓国語が存在することからわかるように、似たような高機能型携帯電話は海外でも普及していた。
詳細
この種の携帯電話には次のような特徴がある。
- 電話端末特有のテンキーを搭載している(しかし、初期のスマートフォンはテンキー搭載モデルも多かった)
- 電話とメッセージング以外の機能、例を挙げれば高性能のカメラ、音楽プレーヤー、ゲーム機能、テレビ受信機能、電子マネー機能(いわゆる「おさいふケータイ」)などを搭載している。
- その国独自のシステム、例示すると「ワンセグ」や「iモード」、大韓民国における「WIPI」などを搭載し、その国専用のモデルとなっている。
などの特徴が存在する。
日本においては、2000年代前後にこのような携帯電話に特化したゲームやWebサイトなどのサービスが提供されていたが、2010年代以降のスマートフォンの普及により終了したものが多い。
イラスト
この種の電話の特徴的な形として、「たたんだ状態で長さ12cm程度、広げると20cm程度、幅5cm程度の折りたたみ式携帯電話」というイラストが使用されることがある。