クイニー・ゴールドスタイン
くいにーごーるどすたいん
概要
ハリー・ポッターシリーズの外伝作品である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の登場人物で、本作のヒロインの一人。
ティナ・ゴールドスタインの妹で、彼女と同じくイルヴァーモーニー魔法魔術学校に通い、パクワジ寮に所属していた。卒業後はアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)で働いており、魔法の杖認可局でデスクワークをしている。
生真面目でお堅い姉とは対照的におっとりした温和な性格だが、いざとなれば姉と同じくらいの勇敢さを見せ、行動を起こせる度胸もある。生まれつき開心術(人の心を読む術)に長けている。
劇中では姉のティナが闇祓い局から左遷されて自身と同じ魔法の杖認可局に所属しているが、それでも彼女の事を「キャリアガール」と称している。
幼少の頃に龍痘で両親を亡くして以来、姉と共に「お互いを育て合った」との事。姉と二人暮らしをしているアパートでは家事全般を担当しているようで、その中でも料理が好き。
ティナが成り行きで男子禁制であるアパートの自分達の部屋に見知らぬ男性二人を連れ込んだ時は、普通なら驚いたり警戒する所を、ティナが彼らを連れ込んでどうする気なのかを知りたがった。さらに、二人の男性の内、これまで魔法界の法律上で関わり合う機会の無かった非魔法族(ノー・マジ/マグル)・ジェイコブ・コワルスキーに興味を持ち、ディナータイムでの会話で彼の人の良い性格に好感を持つようになる。
彼女を演じたアリソン・スドルは本業がシンガーソングライターである。その為(本編からはカットされてしまったが)ティナとクイニーの姉妹が母校であるイルヴァーモーニー魔法魔術学校の校歌を披露する未公開シーンがあり、その美声は人間だけでなく魔法動物まで虜にするほど。
ちなみにこの楽曲はアリソン本人と脚本を担当した原作者J・K・ローリングが手掛けたものである。(詳しくはローリング女史の公式サイト「Pottermore」内を参照。)
第2作【黒い魔法使いの誕生】
前作に続いて登場。ファーストティーザーではジェイコブと揃ってグリンデルバルド寄りの場位置にいることから、「クイニーに闇の勢力が忍び寄るのではないか」と心配する声もあがっている。
さらに、日本時間3月14日に公開された予告動画では、1,2カットだけではあるものの舞台となるパリの街中やフランス魔法省と思しき施設にいる姿を見れるが、前作には見られたあのチャーミングな笑顔が嘘のようにその表情は何れも苦悶を浮かべている。