北白河ちゆりとは、「東方Project」に登場するキャラクター。
概要
二つ名
- 時をかける夢幻の住人
- Assistant professor
ちゆりは「夢美様の助手だぜ」と自己紹介し、付属テキストにも「助手」と記述されており、
「Assistant professor」は『東方怪綺談』で表示された二つ名である。
日本の職階上の「助手」は2007年4月1日に「助手」と「助教」に分けれており、現在日本では「助教」の英文対訳はAssistant professorになっており、大学によっては「講師」に相当する役職がAssistant professorとなっている。
東方怪綺談開発当時の1998年頃はというと、やはり旧来の助手の対訳でしばしばassistant professorが使われていたが、assistant professorとは日本の助手と違って教授から独立した権限を持つものであることから間違いとの批判があり、2001年頃のサイエンスでも助手がAssistant Prof.を自称していることへの批判記事がある。
http://cheese.2ch.net/life/kako/1001/10013/1001377534.html
(なお日本の「助教授」も教授から独立しておらず補佐の役割を持った職階であり、序列上は現在の「准教授」に移行しているが、役割上の「助教授」は教授から独立している「助教」「准教授」とは異なる)
・参考
教員の職階 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E5%93%A1%E3%81%AE%E8%81%B7%E9%9A%8E
助教 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E6%95%99)
准教授 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%86%E6%95%99%E6%8E%88
当時の対訳の実態としては助手=Assistant professorという訳もありなのだろうが、外国人向けにちゆりの役割を反映した訳にするならばResearch associateのほうが適している。
テーマ曲
- Sailor of Time
人物
東方Project第3弾『東方夢時空 ~ Phantasmagoria of Dim.Dream』の8面ボス。
ノーコンテニュークリアすると学会追放デモの後、岡崎夢美と共に自機として選択可能になる。
博麗靈夢達の世界の住人ではなく、5世紀分は科学が進んでいる可能性世界(パラレルワールド)の住人。
夢美と共に「可能性空間移動船」に乗って、夢美の研究の為に靈夢達の世界にやって来た。
8面では夢美の造った科学魔法を使用して、データをとる為に主人公と戦う。
比較物理学専攻で大学院卒の15歳、教授である夢美の助手をしている。
(ちゆりと夢美の世界では大学は11、院は13で卒業する。)
夢美のことを夢美様、あるいはご主人様と呼ぶ。が、タメ口。
夢美に何度も殴られるが、2人の仲は良好のようだ。
エンディングで夢美が暴走した際はパイプ椅子で逆に夢美を殴って止めている。
喋り方の特徴として、語尾に「~だぜ」「~か?」等をつける男の子口調が挙げられるが、靈夢に「言葉使い、変よ。」と、口調を全否定されている。
髪型は金髪のツインテールで、服装はズボンのセーラー服。
これらの元ネタは竹本泉の漫画『アップルパライダイス』に登場する朝ヶ丘絵理子。
服装の元ネタも『アップルパラダイス』2巻の表紙カバーだと思われる。
(ちなみに、可能性世界、卒業年齢の設定も元ネタは竹本泉の漫画。)
開発時のちゆりの名前も「絵理子(仮)」だった。
(「Sailor of Time」PMDファイル内のコメントより。)
2Pカラーの赤いセーラー服のちゆり(通称赤ちゆり)は夢美曰く「可能性世界でのちゆり本人ね。・・・たぶん」。
カナ・アナベラルの服を着てみたいらしい。
ちゆりが科学魔法を使うのに対して、こちらは本物の魔法を使っている。
赤ちゆりは夢美を知らない為、夢美を「あんた」と呼ぶ。
ゲーム中の性能
夢美に並ぶ夢時空最速キャラで東方花映塚の射命丸文と使い勝手がほぼ同じ。
溜め撃ちやゲージアタックは射命丸に似ているが、以下の理由で性能的には射命丸より強い(と言うか、えげつない)。
- エキストラアタックは角度がついたレーザーで、何本かあると動ける範囲が狭められる。自機をレーザーに囲まれている時にゲージアタックやボスパニックの自機狙い弾が大量に来るとチョン避けしてもすぐに追い詰められるのでボンバーを使うしかない。ボンバーを使い切るともちろん詰む。ちゆりはゲージ溜め速度も速いので、エキストラアタックが複数送られたのを確認してからゲージアタック発動しても間に合うので、慣れたプレーヤーならこの状況を発生させやすく、なお強さに拍車がかかってる。発生率自体はそこまで高くないのが救いか。
- ボスアタック開始時に画面が白くフラッシュし、その間は白弾が見えなくなる。筆者の周りでは「フラッシュ攻撃」と呼ばれ恐れられていた(元ネタはファミコンソフトの「エグゼドエグゼス」)。