概要
支持率が急落して退陣した竹下内閣に代わって、竹下裁定で次期総理に任されたのが宇野宗佑総理であった。
1989年(平成元年)06/03に総理就任。
本人も総理になった際は所信表明演説を滑舌よく、陽気にうたいあげた。
しかし、総理就任3日後になると『サンデー毎日』が芸妓との女性問題が掲載。
悪い意味で話題に。
そのことから女性の怒りを買って7月の参院選でマドンナブームに乗った土井たか子率いる社会党が躍進。
自民党は初の過半数割れで大敗した。
その翌日(首相就任二か月後)には宇野宗祐総理が退陣会見を行い、現心境を「明鏡止水」との表現を述べた。
「明鏡止水の心境であります。」
かくして69日の短期内閣として終わり、海部俊樹が次の内閣を担った。
なんだか清々しい清廉された台詞だが、退陣したのは愛人絡みのスキャンダルが理由という乱れた経緯なので良くも悪くも宇野内閣の代名詞となっている名(迷)台詞。