概要
『ぐ~チョコランタン』の前身コーナー『スプーとガタラット』開始と共に1999年4月5日初登場。デザイナーは城哲也(ぐ~チョコランタンのキャラクター全てを担当)。
人形劇のみならずスタジオの歌コーナーにも登場し、『おかあさんといっしょ』以外にも、『みんなの広場だ!わんパーク』のレギュラーだったり総合テレビの土曜スタジオパークにゲストとして出演するなど、おかいつの看板キャラクターとなった。
2009年3月28日で番組本体を卒業したが、2010年3月18日まではBSおかあさんといっしょに継続して出演した。現在は、『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』で他のぐ~チョコのキャラクター共々何度かゲスト出演している。
声優が変わったのは川村氏が急病により一時休養したためで、2001年後半から現在まで橘氏のまま。ちなみにスタジオのコーナーでは番組の収録と同時に生アテレコで声を出している。
人物
かなりおっとりとした性格ののんびり屋で、それ故少々間延びした喋り方が特徴的。年齢は3歳くらい。
魔法のラッパを持っており、そのラッパを吹くと不思議なことが起こる。
趣味は寝ることで、話の中でも寝ていることが多かった。
じゃんけんとしりとりが非常に弱く、何回やっても全て負けてしまう(例外アリ)。
また、大変な食いしん坊で、とりわけカレーライスとバナナが大好き。りんごを何十個食べても平気な胃袋を持つ。特にバナナについては、様々な場面で『バナナだけは外せない』と語ったり、劇中の中でもリュックサックにバナナを持つほどである。
逆に苦手なものはタコ。名前を聞いたり、すがたかたちを見ただけで悲鳴を上げて逃げるほど。特に2003年5月に行われたおかあさんといっしょファミリーコンサートの中で、チュウチュウ大王と呼ばれるタコの魔法使いに幽閉される災難にも遭遇している。
経歴
「スプーとガタラット」開始時に突如、チョコランタンの東の森に落ちてきた。森に落ちてくる以前の記憶をほとんど失っている。森に住んでいたガタラットに保護され、暫く2人で生活していたが、後にガタラットが怪獣退治の為トーフ星に旅立ってしまう。
ひとり残されたスプーはチョコランタンの町へ迷い込み、アネム達と出会い親しくなる。後にガタラットもチョコランタンに帰還し、再会を果たす。
最終話ではガタラットと共に夕日に向かい歩いていき、(作中では)以後の消息は不明となっていたが、結局はチョコランタンの街に暮らすようになった。
ラグナグ星の王子様?
長らく正体不明の孤児であったが、2008年夏に放送されたスペシャルで遂にその正体が描写されることになる。
正体はラグナク星の王子である「プリンスラグナグ」。
ラグナク星を侵略した悪者ギガルプに命を狙われたため、母親である女王・クイーンラグナクにより、スプーに魔法のラッパ『パピラプス』を託した上で、宇宙船クレイドルで地球に亡命させていた、というのが真相だった。パピプラスが不思議な力を持っていたのは「何でも願いを叶える」といわれるラグナク星の国宝だからである。
ひょんな事からクレイドルを発見したスプー達はラグナク星へと向かい、上記の事実を知る事になる。
…と言いたい所だが、上記の事柄は全て夢オチであり、結局スプーは本当にラグナグ星の王子なのか、そうでなければ実際はどこからきたのか、真偽はぼかされることになった。上記の事柄は厳密には公式が出した可能性の一つに過ぎず、スプーの正体について上記以外の可能性も存在しうることが示された。
はいだしょうこが描いた「なにか」
2006年4月28日、おかあさんといっしょの中のコーナー「やぎさんゆうびん」で、スプーの絵かき歌のリクエストがあり、当時うたのおねえさんだったはいだしょうこがスプーを描いたが、その絵が実際のスプーとはあまりにもかけ離れており、視聴者に衝撃を与えた。
はいだは、同番組の10代目体操のお兄さんであった佐藤弘道から「子供を黙らせる絵を描かせたら日本一」と評されており、はいだの両親からも「絵を描く仕事だけには就くな。」と言われていた。
はいだ個人のブログのタイトルバナーには、このスプーのシルエットが載っている。
本家と区別するためにこちらの形態を「極悪スプー」と呼ぶ人も居るが、殆どの場所では特に区別もされずに呼ばれてしまっている。
さらに、2011年5月と2017年5月にもはいだは、再びスプーの絵を描き視聴者の度肝を脱ぐ、スプーのイラストを製作した。この放送事故は、ネット上でも話題となり、スプーが違う意味で一躍有名になってしまった珍事件となってしまった。
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