概要
NHKの番組『おかあさんといっしょ』内で放送されている人形劇。
1960年に第一作『ブーフーウー』から始まり、現在も世代交代しながら続けられている。
歴代人形劇
〇代目 | タイトル | 放送期間 |
---|---|---|
1 | ブーフーウー | 1960年~1967年 |
2 | ダットくん | 1967年~1969年 |
3 | とんちんこぼうず | 1969年~1971年 |
4 | とんでけブッチー | 1971年~1974年 |
ヤンヤンムウくん | 1973年~1976年 | |
5 | うごけぼくのえ | 1974年~1976年 |
6 | ゴロンタ劇場 | 1976年~1979年 |
大どろぼうホッツェンプロッツ | 1976年 | |
ミューミューニャーニャー | 1979年~1983年 | |
7 | ブンブンたいむ | 1979年~1982年 |
8 | にこにこぷん | 1982年~1992年 |
9 | ドレミファ・どーなっつ! | 1992年~2000年 |
スプーとガタラット | 1999年~2000年 | |
10 | ぐ~チョコランタン | 2000年~2009年 |
11 | モノランモノラン | 2009年~2011年 |
12 | ポコポッテイト | 2011年~2016年 |
13 | ガラピコぷ~ | 2016年~2022年 |
14 | ファンターネ! | 2022年~放送中 |
作品紹介
本項ではおおまかに紹介。詳細は個別記事を参照。
- ブーフーウー(1960年~1967年)
童話『三匹のこぶた』の後日談を舞台としており、三匹のこぶたの「ブー」「フー」「ウー」と「オオカミ」が繰り広げるコメディ風のお話。
- ダットくん(1967年~1969年)
白ウサギの男の子「ダットくん」と彼の妹「ピョン子ちゃん」がおじいさんとおばあさんの家に行くお話。
- とんちんこぼうず(1969年~1971年)
童話の『一休さん』を彷彿とさせており、いたずら好きの小坊主三人組「とんねん」「ちんねん」「かんねん」と山寺の「和尚さん」が繰り広げるお話。おかあさんといっしょの人形劇としては珍しく人間のキャラクターをメインとしている。なお本作からカラー作品となる。
- とんでけブッチー(1971年~1974年)
ぬいぐるみの「ブッチー」「ペンチー」「フトッチー」の三匹が気球に乗って絵の世界へ旅に出るお話。
- ヤンヤンムウくん(1973年~1976年)
熊の男の子ムウくんと眞理ヨシコらによる、人形劇と言うか交流コーナー。3年に渡り土曜日に放映されたが、〇代目のカウントには入っていない。ムウくんはこの番組の元ネタとも関わっている。
- うごけぼくのえ(1974年~1976年)
視聴者から送られてきた絵を舞台にしており、三匹のねずみ「コリ」「カリ」「ポリ」がその絵の中に入り込んで悪者の「アウル博士」を退治するお話。
- ゴロンタ劇場(1976年~1979年)
乱暴屋だけど寂しがり屋のトラの「ゴロンタ」と双子のクマの「トムトム」と「チャムチャム」が繰り広げるお話。なお本作から人形たちがスタジオの子供たちと直接交流するようになった。
- 大どろぼうホッツェンプロッツ(1976年)
ドイツの児童文学。わずか3か月の間土曜日に放映された。〇代目のカウントには入っていない。ちなみにナレーション・進行役は国民的大泥棒の人。
- ミューミューニャーニャー(1979年~1983年)
猫の姉弟の「ミューミュー」と「ニャーニャー」が仲良くケンカするお話。4年間にわたり土曜日にのみ放映されていた。〇代目のカウントには入っていない。
- ブンブンたいむ(1979年~1982年)
遠い島を舞台に、レッサーパンダの「ブンブン」とキツネの「つねきち」とおしらせどりの「ごじゃえもん」の3匹が繰り広げるお話。番組の最後はスタジオの子供たちといっしょに「ブンブンホイ」(あっちむいてホイ)を行っていた。
- にこにこぷん(1982年~1992年)
地球によく似た星の「にこにこ島」を舞台に「じゃじゃまる」「ぴっころ」「ぽろり」の三匹が仲良く遊んだりケンカをするお話。人形劇では歴代最長放送(10年6ヵ月)であり、放送終了後も人形たちがさまざまなイベントにゲスト出演している。
- ドレミファ・どーなっつ!(1992年~2000年)
にこにこぷんの舞台であった「にこにこ島」の近くにある「どーなっつ島」が舞台で、「みど」「ふぁど」「れっしー」「空男」の四人が繰り広げるお話。実は1996年に一度マイナーチェンジをして、キャラクターデザインが若干変更されている。
- ぐ~チョコランタン(2000年~2009年)
チョコランタンの町に迷い込んだ「スプー」が「アネム」「ズズ」「ジャコビ」と出会い仲良く遊ぶお話。なお本作放送前に『スプーとガタラット』という本作の前身に当たる人形劇が行われていた。『スプーとガタラット』については〇代目のカウントには入っていない。
主人公のスプーはとある放送事故が有名。
- モノランモノラン(2009年~2011年)
モノが暮らす町「ものものランド」で「ライゴー」「スイリン」「プゥート」がそれぞれ持つモノを使いこなし、立派な雷神、水神、風神になるべく修行するお話。
- ポコポッテイト(2011年~2016年)
「ぽていじま」で温泉を経営しているラーテルの「ムテ吉」の元に、マンチカンの「ミーニャ」とジャコブヒツジの「メーコブ」がやって来て友達になるお話。
- ガラピコぷ~(2016年~2022年)
水と緑が豊かな小さな惑星「しずく星」に住む「チョロミー」と「ムームー」が、不時着したロボットの「ガラピコ」と出会い仲良くなるお話。
- ファンターネ!(2022年~)
あらゆる種族が暮らす「ファンターネ島」を舞台に、河童の「みもも」とひょうたんの「やころ」とライオンの「ルチータ」がお互いの個性を認め合いながら繰り広げるお話。