「ダットくん」とは、1967年4月3日から1969年9月30日までに放送された『おかあさんといっしょ』の人形劇コーナー第2作目である。月曜・火曜日に放送。おかあさんといっしょの人形劇で最後のモノクロ作品である。
作品解説
飯沢匡が雑誌『主婦の友』で1963年1月から12月までの連載童話「ダット君」を『おかあさんといっしょ』の番組制作に合わせキャラクター設定を変更して「ダットくん」として新たに創作した作品である。
森に住むダットくんとピョン子ちゃんのウサギの兄妹が汽車に乗っておじいさんとおばあさんが住んでいる森の近くに行って繰り広げる話。
登場人物
メインキャラクター
ダットくん
声:黒柳徹子
眼鏡をかけている白いウサギの男の子。
ピョン子ちゃん
ダットくんの妹。
声:堀絢子
おじいさん
声:永山一夫
森の近くに住んでいる優しいダットくんとピョン子ちゃんのおじいさん。杖をついている。
おばあさん
声:里見京子
森の近くに住んでいる優しいダットくんとピョン子ちゃんのおばあさん。眼鏡をかけている。
ゴンタくん
声:大山のぶ代
森の中に住んでいる黒いウサギの男の子。浮浪児で字が読めない。
ダットくんとピョン子ちゃんのおばあさんの眼鏡を取ったりするなどのダットくん達の物を取ったり、ダットくんとピョン子ちゃんのおじいさんとおばあさんがいない時に美味しいパイを食べてしまったりするなどの食事や遊びの邪魔をするなどのいたずらが好き。
ダットくんたちとの交流によって、謝ることや親切にすることの大切さを身をもって知る。
絵、音楽、ダンス、相撲などの才能があり、おじいさんはゴンタくんのその事を理解してくれた。
サブキャラクター
コダマ
森の女王の手下である妖精たち。
森の女王
声:新道乃里子
ダットくん達を助ける存在であるが、手下であるコダマに対しては官僚的であり、時には横棒にさえ見える対応をする二面性を持っている。
その他
おねえさん
演:吉田珠江
主題歌
きしゃ
作詞:飯沢匡 作曲・編曲:小森昭宏 歌:木犀会
さよなら
作詞:飯沢匡 作曲・編曲:小森昭宏 歌:黒柳徹子、堀絢子、木犀会
スタッフ
原作:飯沢匡
人形デザイン:土方重巳
音楽:小森昭宏