ブンブンたいむ
ぶんぶんたいむ
同時並行で放送された『ミューミューニャーニャー』を除き、人形劇シリーズ歴代7作目にあたる。
前作『ゴロンタ劇場』が作者の山元護久の死去に伴い継続困難となった事で、急遽その後継が必要になって制作が決まった。『ゴロンタ劇場』の形式を引き継ぎ、開始から暫くは子供達と人形劇キャラクターが直接触れ合う形を採っていた。
しかし1981年4月からは、人形劇の公開形式が「子供達がいるスタジオで、子供達が見ている前で直に演じる」形式から、現在でもおなじみの「人形劇を別のスタジオで撮影する」形式に改められている。
制作の経緯から、ピンチヒッター的な性質を持って登場した可能性が考えられる。その事が放送期間3年という比較的短期での終了となった原因と関係している可能性があるが、『ゴロンタ劇場』とは異なり、終了の理由が公になっているわけではないので、あくまでも憶測にすぎず、確証は無い。
放送終了後も『ゴロンタ劇場』と共にファミリーコンサートにゲスト出演している。
CVは小原乃梨子(ブンブン)に山田康雄(つねきち)に肝付兼太(ごじゃえもん)というレジェンド声優陣による豪華キャストでもあった。
オープニングテーマ「ブンブンたいむ」
作詞:舟崎克彦 作曲・編曲:越部信義 歌:小原乃梨子、山田康雄、肝付兼太
エンディングテーマ「ブンブンホイ」
作詞:舟崎克彦 作曲・編曲:越部信義 歌:宮内良、奈々瀬ひとみ(1979年~1981年)、かしわ哲、林アキラ、しゅうさえこ(1981年~1982年)、東京放送児童合唱団、ブンブン(小原乃梨子)、つねきち(山田康雄)、ごじゃえもん(肝付兼太)
ブンブン・マーチ
作詞:舟崎克彦 作曲・編曲:越部信義 歌:ブンブン(小原乃梨子)
ブンブン自身がスタジオに登場する際にも使用していたことがある。
つねんぱNo.1
作詞:舟崎克彦 作曲・編曲:越部信義 歌:つねきち(山田康雄)
ごじゃえもんロック
作詞:舟崎克彦 作曲・編曲:越部信義 歌:ごじゃえもん(肝付兼太)
ブンブンえかきうた
作詞:鈴木悦夫 作曲・編曲:越部信義 歌:ブンブン(小原乃梨子)
つねきちえかきうた
作詞:鯨岡隆 作曲・編曲:越部信義 歌:つねきち(山田康雄)
ごじゃえもんえかきうた
- NHK紅白歌合戦
実は「ブンブンたいむ」の面々は、「おかあさんといっしょ」の人形劇キャラクターとしてはNHK紅白歌合戦に出演した回数が多く、キャラクター全員で第30回(1979年)・第31回(1980年)・第46回(1995年)の3回。また、ブンブン単身で第43回(1992年)に出演している。
2024年現在までに、「おかあさんといっしょ」の人形劇キャラクターで同回数出演しているのは「にこにこぷん」の面々のみである事を考えると、放送期間の割に出演回数が多いと言って良い。
- 「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート
今ではおなじみの「ファミリーコンサート」。その公演が開始されたのは「ブンブンたいむ」終了から約3年後の1985年以降の事だが、本作の面々はこちらにも顔を出しており、1989年春の30周年記念コンサートに出演し「にこにこぷん」の面々と共演(なお、1989年は本作放送10周年でもある)。
また、同年秋のコンサート、1990年秋のコンサートにも出演している。
突如、彼等はゆっくりした。
1995年3月19日につねきち役の山田康雄が、2016年10月20日にはごじゃえもん役の肝付兼太が、2024年7月12日にはブンブン役の小原乃梨子が逝去され、おかあさんといっしょ人形劇シリーズ作品としてはCVが全員鬼籍に入ることとなった最初の作品となってしまった。
ブンブン・イザトナルトブン(ブンブン) ごじゃえもん いなりやまつねきち(つねきち)
ゆっくりした結果がこれだよ!!!:ゆっくりしていってね(ゆっくり)