CV:折笠富美子
概要
3歳10ヶ月のひょうたんの子供(尚、植物だから性別を持たない)。
8人兄弟(上記の通り性別を持たない為『兄弟』表記は不適切かも知れないが、公式で兄弟と表記している為、本記事もそれに準ずる)の末っ子で仲良く暮らしている。
親はおらず、兄弟で薬屋を家業にしている。
嬉しい時は「ころろころろ!」と笑い、悪い方向でショック受けると「ぽきぃんっ……!?」と漏らしてしまう。
ひょうたんだからか、時折り足を体に収納(?)して座る(?)場面が見られる。
人物像
また、図鑑と思われる厚い本を持ち歩く、アンモさんのぐるぐるの家の好きな所に「沢山の本を好きなだけ読める」と答える点から、相当な本の虫であると分かる。
3歳10ヶ月の年齢と思えない程に成熟しており、薬草採りの最中に友達の悩みを思い出しては、それに合った薬草を採取して譲ろうとする等、素晴らしい奉仕精神の持ち主である。
ただし成熟しているせいか、あやふやな状態・状況を見逃せない完璧主義かつ神経質な一面を秘めており、無自覚に場の空気を乱すのが玉に瑕。
基本的に控え目な態度を見せるが、8人兄弟の中では「薬草採りの名人」を自称している……が、気恥ずかしさから「言い過ぎですね」と自ら撤回している。
あーぷんのお世話が原因で、みももとルチータと小競り合いをしてしまう、友達の悩みに合った薬草採りに集中する余り、本来採るべき薬草を採り忘れる等、何だかんだ年齢相応の幼い面も持っている。
本質的には繊細かつネガティヴであり、オシャレを扱ったエピソードでは気に入ったシルクハットの試着さえも「自分には似合わない、みんなに笑われる(要約)」と尻込みする程だが、マーキーさんの「オシャレはみんなの為にするものじゃない、自分の為にするもの」の薫陶を受けて、少しずつ前向きになれている模様。
プライベートの詳細
兄弟について
やころの自己紹介ソングで、以下のようになっている。
1人目=お人好しのひころ
2人目=ぶっきらぼうなふころ
3人目=見栄っ張りなみころ
4人目=陽気なよころ
5人目=イタズラ好きのいころ
6人目=無邪気なむころ
7人目=泣き虫のなころ
8人目=薬草採りの名人やころ(本人)
家業について
上記の通り、兄弟全員で薬屋を経営している。
店舗に関しては屋台が確認されており、店番はローテーションを組んでいる模様。
調剤作業はやころがしている様子から、こちらも兄弟全員でしていると思われる。
余談
SDG.s等の多様性の観点から『ジェンダー問題を男の子でも女の子でもない、自由な観点や意見を持つ子供』として、性別のないひょうたんがモチーフになった。
前作には無生物なので性別不詳なキャラクターが登場したが、純粋に性別を持たないメインキャラは人形劇シリーズ初である。また、植物モチーフも歴代のメインキャラでは初。
尚、両親が居ない理由は一部インタビュー記事によると、公式曰く「『子供と同じひょうたんにする』か『ひょうたん=果実だから、大元の植物から沢山生っているようにする』かに悩んだから、視聴者に委ねたい(要約)」と答えている。
後に本編にて、別の島に住むフンコロガシのやころが登場し、ファンターネ島のやころと共演した。
声優について
折笠富美子女史は人形劇シリーズには初出演だが、以前Eテレで放送していたパペットアニメ『フックブックロー』で野辺留しおり役で出演していた。そちらで祖父の野辺留文句治を演じた中尾隆聖氏は、本作でもアンモさん役で出演し、再び共演している。
また、ナレーションやあーぷん役、ララ姉さん役も兼任している。
折笠女史はやころを演じたのがきっかけで、2024年放送の『ウルトラマンアーク』のV怪獣インターネット・カネゴン役のオファーに繋がった。