概要
タツマイリ村の外れにある古城・オソヘ城のお姫様。
泥棒親子のダスターとウエスの主君であるが、ダスターとは2章のオソヘ城で会うまで互いに面識はなかった。一人称は「オレ」な男勝りな少女(の為かHPが歴代の女性エスパーより高め)で、これは育ての親が男でもなければ女でもないと呼ばれるマジプシーのイオニアの影響のため。
でも女の子らしい一面もいろいろあり、他のキャラクターの台詞からかなりの美少女である事が伺える。うっふん。
一方で自分がオソヘの姫である事を疑問視しており、「自分は本当は姫ではなく、誰にも愛されていないのではないか」というジレンマを心の奥に抱えている。
また彼女は仲間想いであり、第2章のラストでダスターを侮辱したブッチに対し激怒したり、ヨクバに虐げられたサルサを救出したりしている。
主人公よりも年上、オレ少女、赤髪、コスプレ等々、今までのMOTHERシリーズとは一線を画すヒロイン像で人気を呼んだ。
また綺麗好き(ちょっと潔癖症?)らしく、クラブ・チチブーでのとあるイベントで風呂に入るのを拒み続けると、ブチ切れる。
戦闘では強力なPSIと素手(乙女のビンタ)で戦う。
リュカと違い回復PSIも簡単な物しか使えず強化や防御系のPSIは一切使用できないが
その分攻撃や敵の無力化(一部ダスターが兼任可能)の為のPSIを使いやすく、歴代の女子エスパーの中ではHPとディフェンスは高い。
オフェンスは味方の中では低めなものの2のポーラ同様に中盤過ぎは打撃用員として数えても良いくらいには高くなるが、スピードに関しては3は機敏な敵が多いためそんなに高くは感じられない局面が多い。
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クマトラの真実
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実はクマトラはオソヘの姫ではなかった。確かにオソヘ城は存在するが、この王国は「かつてノーウェア島以外の世界が滅亡しようとした時、島に眠る巨大なドラゴンの力を恐れて人々が出て行った」ことで皮肉にも滅亡しており、クマトラはそこの住民ではなかったのである。
では何故クマトラがオソヘの姫として扱われているのかと言うと、これは彼女も含めたタツマイリ村の人々全体が知らなかった本当の自分たちの正体にある。
実は現在のノーウェア島に住まう人々は「世界滅亡から逃れてノーウェア島に来た人達」であり、再び滅亡の引き金を人間が引くことのないよう、意図的な記憶の改竄が行われ、「昔からノーウェア島の住人だったという設定として作られた記憶と役割」を持って島の生活を営んできたからである。
人々が島に逃れてきた頃はクマトラはまだ赤ん坊であった。まだ物心が無かった為記憶の改竄はされていなかったが、「自分がオソヘの姫ではないのでは?」という心の奥底の疑問は間違ってはいなかったのである。