概要
環境主義を理由にして、全体主義・権威主義・人種抑圧などを正当化しようとする傾向にある思想のこと。
批判的な意味合いであり、環境主義に対する蔑称としても使用されている。
1980年代の著書でトム・リーガンによって「環境ファシズム(environmental fascism)」が最初に批判的に提唱された。
例えば彼らは環境保護や生物愛護のためであれば人の権利・自由や他国の文化を排斥しても構わないという視点に立っている。
また白人至上主義とも結びつき、環境汚染や人口増加を理由にして発展途上国を差別することもある。
これらの思想は行き過ぎればエコテロリズムにまで発展する可能背も孕んでいる。
余談だが、実はナチズムも環境主義な側面を持っており、実際に環境保護政策をいくつか実行していた。
関連タグ
グリーンアナキズム(こちらは反体制・反文明の視点に立って環境保護を推し進めようとする)