白人至上主義
はくじんしじょうしゅぎ
白色人種が有色人種(非白人)よりも上位で優れているという思想であり、そのような価値観の人達のことを白人至上主義者(white supremacist)と呼ぶ。
なおこれは、有色人種が抱く「白人コンプレックス」とは異なり、白人自身が持つ思想である。
白人至上主義者の中には「White Pride」と書かれた刺青を入れる者までおり、その種の刺青はアメリカ本国でも危険人物扱いされるような、社会的に大変受け入れがたい刺青とされる。
極左勢力は警察官や、不法移民に強硬姿勢を取る人物に白人至上主義者のレッテルを貼ることが多い。
代表的な例として白人警官が黒人容疑者を射殺する事件が挙げられる。銃社会のアメリカではちょっとした油断が死に直結するため、警官の指示に従わなかったり少しでも怪しい動きを見せれば人種関係なく射殺される可能性が高まる。しかし、容疑者が黒人だった場合は大規模な抗議デモに発展したり警官に有罪判決が下ったりと、黒人側に有利な所謂『逆差別』がまかり通ってるのが実態である。
不法移民に強硬姿勢をとる人物に対しても同様である。
本来、反移民感情と白人至上主義は異なり、白人至上主義者は白人の移民を歓迎することもある。しかしながら移民に有色人種が多いことや有色人種の犯罪率の高さなどから反移民感情と結びつけられやすい傾向にある。
例えばアメリカ合衆国45・47代大統領ドナルド・トランプは不法移民に対し強硬な姿勢を見せており、反トランプ派からは『差別主義者』『白人至上主義者』などのレッテルを貼られている。
言うまでも無いが不法滞在はれっきとした犯罪であり、おかしいのは犯罪者に融和的な態度を取る左翼側である。
しかし右翼側は移民側の根本的な事情と原因を知らない上に、悪質なデマや過激な表現で反移民に対する揺動がそれに関する運動及び事件が多く認められ、場合によっては国際社会を揺るがす発言や行動が右翼側で多く認められるため、左翼側のことを否定できるタチではない上に、むしろ左翼側よりもひどい傾向がある。
そのため、SNSやネットニュース上での移民事件を表面だけで判断し、安易に批判することは絶対に行ってはならない。
ただ、白人という指標は時代各々であいまいでアメリカでは第一次世界大戦前ではアイルランド系(白人)、第二次世界大戦開戦前ですらドイツ系イタリア系(白人)も非白人扱いされていた。
これにはWASPという建国以来アメリカに住んでいる白人が真の白人という思想があったためである。