概要
ジュネーヴ共和国(現:スイス西部の都市)の思想家・哲学者・作曲家で、主にフランスにおいて活躍した。日本において『ルソー』と呼ばれるのは大体は彼のこと。
1762年にフランスで公刊された、政治哲学の著作である『社会契約論』の著者として有名であり、「一般意志」という彼の造語を世に送り出した書であり、古くは『民約論』とも訳された。
彼のこの書籍は、フランス革命期において掲げられた『民主主義』に大きな影響を与えた。
彼は上述した書籍において、民主主義的な国民国家の原則を次のように語った。
「統治者が市民に向かって
『お前の死ぬことが国家の役に立つのだ』
というとき、
市民は死なねばならぬ。」
「なぜなら
この条件によってのみ
彼は今日まで安全に
生きてきたのであり、
また彼の生命はたんに
自然の恵みだけではなく、
国家からの条件付きの
贈物なのだから。」
※『社会契約論』(岩波文庫)より
創作作品におけるルソー
ジャン=ジャック・ルソーを題材にした人物、またはモチーフにしたキャラクターが登場する作品。
- 『ラヴヘブン』
乙女パズルゲームの攻略キャラクター。→J=J・ルソー(ラヴヘブン)
フランスで活躍した哲学者。政治哲学や社会思想の側面から語られることが多いが,あらゆる分野に幅広い関心を持ち、独自の思想を残した。(ゲーム内プロフィールより)
異世界の危機を救うため、主人公により召喚された。脱衣癖がある。