ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

賤のおだまきの編集履歴

2018-06-15 00:20:53 バージョン

賤のおだまき

しずのおだまき

『賤のおだまき』は明治時代に流行した男色小説。

概要

著者は不明であるが、薩摩国の女性との説がある。発行は明治18年。


内容は、薩摩島津氏の家臣で容色無双と評判の美少年平田三五郎宗次(満15歳)と、同僚である吉田大蔵清家(清盛とも:満28歳)の愛を描いた物語で、明治の自由民権運動の機関誌に連載され、硬派な男子のあるべき姿であると評判になって一大ブームとなった。

森鴎外も読み、その自伝的小説『ヰタ・セクスアリス』に影響を与えたとされる。


また、平田三五郎宗次と吉田大蔵清家は実在の人物であり、1599年に発生した島津氏の内乱『庄内の乱』が舞台となっている。

二人が衆道の関係にあったのも三五郎が美少年であったのも事実で、新納忠元は「彼は無双の美童なり」として三五郎の死を悼み哀悼の和歌を詠んでいる。

ただし、小説では平田三五郎を島津家老平田増宗の子としているが実際は別人である(増宗の子は平田新次郎宗次で、三五郎より1歳年下、死亡年も3年あと)。


関連タグ

小説 明治 硬派 書生

美少年 美男子 同性愛 衆道 BL

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました