「は、は、は....はじめましてっ!」
「私はアルフィー。アズゴアさま直属の研究員だよ!」
概要
Alphys(アルフィス)とは、「Undertale」に登場するキャラクターのひとりである。
日本語版では『アルフィー』。
爬虫類めいた容姿をしたモンスターの女性。身長はそれほど高くはなく、主人公と同じくらい。
地下世界の科学者であり、対人間ロボット「mettaton」の開発者でもある。
魂が入ったロボットを初めて製作したことをAsgore王に見込まれ、直属の科学者に就いている。
人物像
アニメや漫画をこよなく愛するオタクであり、彼女の研究所には哲学書や学術書、歴史書などに偽装した色々なアニメグッズが溢れている。お気に入りアニメは『Mew Mew Kissy Cutie』(公式日本語版では「キスキスキューティみゅうみゅう」)。典型的なコミュ障で、会話は基本どもったりうろたえているが「キスみゅう」の話題となると非常に饒舌になる。「キスみゅう2」はお嫌いなようだ。
Mettatonのボディの製作、COREの維持管理、主人公の携帯を数秒で改造するなど高い技術を持った科学者であることが随所で示唆されているが、自己評価は卑屈といってもいいほど低く、自分は「りっぱなモンスター」ではないと考えている。対照的に豪胆でヒロイックな友人のUndyne(アンダイン)に密かに惹かれているが、上述の性格もあり、告白には至っていない。Mettatonのクイズで「Alphysの好きな人」の答えにUndyneを選ぶと......?
作中での活躍
Asgoreの要請で、落ちてきた人間のソウルを回収するためMettatonに対人間攻撃機能を取り付けるも、落ちてきた7人目の人間(主人公)の動向を監視していた彼女は、次第に主人公の冒険を楽しむようになっていく。主人公に協力的になった彼女は、Mettatonから対人間機能を除去しようとするも、Mettatonはそれを拒否。彼女は主人公を殺害しようとするMettatonを妨害したり、HotlandやCOREの道中で電話で情報を提供するなどして主人公を助けていく。
関連イラスト
関連タグ
以下、Nルートネタバレ
実は、Mettatonが主人公を殺害しようとして、Alphysがそれを止めるという一連の流れは、彼女による「やらせ」だった。主人公の冒険に惹かれた彼女は、その一部として活躍したいと願うようになっていった。そのため、Mettatonを「悪役」とし、自分を「協力者」とすることで、主人公に自分が必要であると信じこませ、最後には地下世界を去らないよう頼むつもりであったのだ。
しかし、エンターテイナー精神からくだらない芝居(主人公を襲う様子をTVで放送するが、視聴率も高くならなかった)に不満を持ったMettatonがCORE最奥でついに反抗。そのことを主人公に明かし、今までのようにAlphysが妨害できないように部屋に鍵をかけてしまう。地上でスターとなるため主人公のSOULを本気で奪おうとするMettatonを乗り越え、バリアを通る許可をもらうためAsgoreに会いに行こうとする主人公に、「Asgoreを殺さなければ地上へ帰ることはできない」という真実を告げ、今までついてきた嘘について謝罪して去ってゆく。
さらなるネタバレ
Pルート
モンスターたちを一体も殺さない「Pルート」では、Undyneと和解することによりAlphysへのラブレターをもらうことができる(UndyneもAlphysのことが好きだった)。
ラブレターを届けると、差出人を主人公と勘違いしたAlphysとデートをすることになるが、デート先でUndyneに遭遇。彼女は自らの気持ちと、Undyneにニンゲンの歴史書として読ませていた本はフィクションであることを告白する。
自分のことを大切に思ってくれている友人たちの優しさに触れた彼女は、自らの最大の秘密を皆に明かす覚悟を決め、「真実のラボ」に閉じ込めていたモンスターたちを解放する。
エンディング後は、真相が露見したことによりTorielによって科学者の任を解かれるも、肩の荷が下りたようで、恋人のUndyneをはじめとする友人たちと楽しく過ごしている様子。
エンディング直前に会話をするとSansと知り合いであることがわかり、彼女の経歴を考えるにSansもまた研究員だったのではないかという考察もなされている。
Gルート
一方、殺害可能なモンスターを全て殺す「Gルート」では、Undyneが自らにモンスターたちの命運を託して死んでいったことで責任感が芽生え、モンスターたちの避難計画を主導する。
しかし、主人公がGルートを完遂した場合、Undertale世界自体が地下・地上問わず破壊され消滅するため、彼女の行動は無意味に終わってしまう。
プレイヤーが全ボスを殺しつつもGルートを完遂しなかった場合(Hotland/COREで規定の数の雑魚モンスターを倒していなかった場合)、唯一生き残った有力者として新たな女王となる。皮肉にも主人公の狼藉によって皆を導く立派なモンスターになることができたことに対しては複雑な気持ちを抱くも、主人公は「サイテー」だと罵り、「殺せる時に殺しておくべきだった」と後悔を告げる。