地縛神とは、遊戯王5D'sで登場したダークシグナーが操るチートモンスターの総称。
概要
最も有名であろうハチドリを始めとした、蜘蛛、猿、巨人等の「ナスカの地上絵」がモチーフになっている。
アニメでは召喚の際、モンスターの他にも人の魂をリリースしなければ召喚できない。また、共通して「モンスターに攻撃されない」「相手に直接攻撃できる」さらにアニメでは魔法・罠の効果を受けないという悪ふざけとしか思えない効果が付加されていた。
「地縛」というだけあり、依代である大地…即ちフィールド魔法が無いと問答無用で破壊されるという制約こそあったが、アニメには「スピード・ワールド」という破壊不可能なフィールド魔法があった為、やはり嫌がらせとしか思えない。
ちなみに、OCG化はされてないが、最強の地縛神スカーレッド・ノヴァの存在も語られた。
カードゲームでは
その能力はゲームバランスを崩さない程度に弱体化されており、原作と同様「フィールド魔法がなければ存在できない」「相手に直接攻撃可能」といった特徴を持つ。他にもリリースのコストなどの問題を抱えており、大型モンスターおなじみのデメリットも持つ。
しかし、どれも非常に強力な効果を持ち、一体で戦局を変えるほどの強力さを誇る。あくまで…「出すことが出来れば」だが。
フィールドを守りぬきつつ戦うことが必須であったり、リリースのコストを確保する手間が必要だったりと、召喚するまでに時間も手間もかかるため、近年の特殊召喚で手軽に出せる強力モンスターに比べるとその立場は弱い。
仮に出せたとしても、勿論「奈落」に引っかかるわけだし、デュエリストならばおなじみの「サイクロン」でも自壊してしまう。
しかし、原作での存在感や、その一体で戦局を覆す強さから、今日もロマンを求めて使用するデュエリストは少なくない。
2010年現在ではサポートカードもなかなかの充実ぶりを見せており、デュエリストの研究も進んで、一部の地縛神デッキはロマンデッキとは言い切れないなかなかの強さを持つに至っている。
ポピュラーなものでは、初期に考案された「死皇帝の陵墓」を使用した専用デッキが有名。
他にも、「超古深海王シーラカンス」の高速展開能力を利用した「地縛神 Chacu Challhua」召喚を狙うデッキや、「地縛神 Aslla piscu」と「ゴッドバードアタック」のシナジーの強力さを見込んで一部鳥獣軸のデッキに採用される場合もある。
同じフィールド魔法に依存する「Sin」とは親戚のような関係。