概要
アステカ神話に登場する神々の1柱で、水及び若さと情熱を司る女神であり、その名は“翡翠のスカート女”或いは“高貴な緑の貴婦人”を意味しているといわれる。
また、雨を司る神・トラロックの妻、または姉妹ともケツァルコアトルの妻ともされており、神話によれば現在よりも前の時代に大洪水を引き起こして世界を一度滅ぼしてその時代に生きていた人々を魚に変えたと言われている。
なお、この洪水によって当時栄養の乏しかった大地の滋養が増したことで新しい時代の命が数多く育んだとされている。
ちなみに彼女は川や湖などの既に大地に存在する水を司る神であり、空から降り注ぐ雨=“天からの恵まれた水”を司る神とは全く別に存在する神なのだが、時代が経つに連れ夫のトラロックと統一されたらしい。