概要
膨大な漫画があるpixivにおいては、表紙で如何に閲覧者を引き込めるかが重要になる。美麗であれば真っ先に誰もが飛びつくが、逆に下手すぎても気になってしまうのが人間。このことを利用して以下のように分けられる。
上手い表紙なのに中身が伴わない。
折角美麗な表紙なのに、それに付随するイラストが適当そのもの。要するに見掛け倒し。
- 作者が表紙を描いていて力尽きた場合
- 下手と分かっているからせめて表紙だけは綺麗にしておこうという場合
- 釣り
の三種に大別される。
なお、同人誌の場合は「衣(外側の表紙)ばかり立派で具(中身)が伴わない」という意味から「テンプラ本」などと呼ばれる。
下手な表紙なのに中身が美麗
ものの数秒でできそうな表紙(落書き同然だったり、酷い時にはタイトルだけが書き殴られている、など)だが、中のイラストは本気全開。
上記とは逆に、作者が中身を描いていて力尽きた場合によく使われる。しかし下手な表紙にツッこむためにやってきた閲覧者を、自身の虜にする際にも使用される。
当然、閲覧者にとっても嬉しい不意打ちになりやすい。
上手い表紙でしかも中身も美麗、下手な表紙でしかも中身も普通
先述の二つのどちらかであるということを期待してやってきた閲覧者に制裁を下す手法。上手い絵の人が表紙描いたら上手いに決まってるだろという暗黙の誇りがそこにある。ただし、これは至極当然のことなので、この意味でのタグ乱発は避けた方がいい。
「ちょっときわどい・ちょっと刺激的な表紙」なのに「中身は至って(ギリギリで)健全」、または「性的・暴力的ではない表紙」なのに「中身はエロい・グロい」
豊満な肉体、飛び散る血……閲覧者は中身は18禁やグロテスクを期待しているのだが、蓋を開いてみれば全く無関係。逆に安全かと思いきや、思いがけない合体シーンが描かれていたり……油断大敵。
ギャグのある表紙なのに中身はシリアス、シリアスな表紙なのに中身はギャグのフルスロットル
恐らく一番多いパターン。意味はそのまま。
小説の場合はデフォルト表紙が多い。その中でも自作などを使っているケースがあって…
基本的に小説の表紙はピクシブ側で用意された物を使用しているケースが多い。中には自作の表紙、作者の使用許可を得たイラストを表紙にする事が可能。
デフォの表紙以外は小説では非常に目立つ一方、その反動で内容が空振りだった場合に読者が付けるタグ、あるいは自虐として付けるケースも存在すると思われる。
なお、テレビ等のキャプション画像や他人のイラストを勝手に使った小説は表紙詐欺ではなく、立派な著作権侵害である。詐欺と言っても別の詐欺で訴えられるのは必至だ。