豆腐小僧
とうふこぞう
豆腐を持つ小僧姿の妖怪。
概要
笠をかぶり、丸い盆に乗った豆腐を持つ子供の姿をした妖怪。持っている豆腐には紅葉の型が押されている場合が多い。一つ目の姿に描かれる場合もある。元は豆腐屋の、現在でいうCMキャラクターであったらしい。
「草双紙」などに描かれる、本来の豆腐小僧には特別な能力などは無く、酒や豆腐を届けに行く小間使いとして登場することが多い。雨の夜などに人の後をつけて歩いたりするが、特に悪さはせず、たいして人間にも相手にされない。軟弱な妖怪とされ、仲間にいじめられる例もある。
近年の作品では、勧められた豆腐を食べたものは、全身がカビだらけになってしまうという設定も見られる。