日野 ポンチョ
路線用の小型ノンステップバス。初代と2代目では製造元、駆動方式、変速機のラインナップが異なる。
初代ポンチョ
駆動系とシャーシは仏PSA・プジョーシトロエンが製造。ボデーは日野グループによる架装。仲介役はトヨタ。
乗用車の構造の延長としてシャーシが作られているため、エンジン横置きタイプの前輪駆動方式をとっている。ちなみに、変速機は5速マニュアルのみ。2005年を持っていったん製造終了。
2代目ポンチョ
初代と異なり、純国産車。日野リエッセを基に造ったの車両であり、初代と異なりリアエンジンリアドライブとなっている。また、ABS標準装備となり、ラインナップに5速OD付き電子制御ATが加わっている。またマニュアル車のほうはノンステップバスの構造上、リンケージを通す場所がないため、FFシフトというマニュアルトランスミッションの操作系統を機械的な接続からをX-by-Wire化したものを採用している。(操作は一般的なマニュアル車と同じ)ちなみにヘッドライトは丸型だが、この部品は実はダイハツ ムーヴに使われている部品と同じ部品であることは秘密。
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OD…OverDriveの略。変速比が1.000を切っている(入力より出力のほうが速い)変速段のこと。
ABS…AntilockBrakeSystemの略。急ブレーキ時や滑りやすい路面でのブレーキ時にタイヤがロックして路面を滑走すると、ブレーキのポンピング(ブレーキを緩めタイヤが回りだしたら再びブレーキをきつくする)を高速で行い、操舵不能に陥ることを軽減する装置。