概要
紫の同級生で友人、高校1年生(連載開始時点)。
前作(けいおん!)の唯達と同学年である。
第1話での紫の発言から、恐らく小中学校では彼女とずっと一緒のクラスであったと思われる。
黒髪をポニーテールにしており、紫よりも背が高い。
無口という訳でもなさそうだが、他の1年生2人の台詞が多い為、相対的に楓の台詞は少なくなりがちである。
また、付き合いの長さ故か、感覚的で分かりづらい紫の言葉を的確な形で翻訳することが出来る。
紫からは「かえちゃん」、真帆からは「清水さん(第3話まで)」「楓(第3話以降)」、莉子からは「楓ちゃん」と呼ばれている。
紫との関係性は、同じ幼馴染みコンビでも前作の律澪とは少し異なる。
律澪は状況に合わせて一方がもう一方のブレーキ役になるような傾向があったが、楓の場合は、猪突猛進な紫と一緒に行動することを自ら望み、楽しんでいる節がある。
他にも、真帆を会話に巻き込む為、わざとらしくため息交じりの台詞を吐くなど、策士ではないかと思わせるような描写もあるので、実際かなり頭の回るタイプなのかもしれない。
性格や得手不得手は紫とは真逆で、本人曰く「紫がいないと何もできない」。
その為、彼女に朝起こして貰ったり、勉強を教わったりしている。
1年生トリオの中では、成績は紫に次いで2番目。その為、彼女にいつもテストの点数で負けている真帆からは、密かにライバル視されている節がある。
担当パートはベース。
楽器の経験がない上、パートを決めるまで自分が楽器を弾くことは全く考えていなかった為、真帆からは「何故軽音同好会に入ったのか」と突っ込まれていた。
ベースに決めた理由は、桜高軽音部のライブを見て、パンツの人が弾いていた楽器(ベース)が面白そうだと思ったから。
劇中の台詞から、ベース特有の体を震わせるような太い低音に魅了されたようだ。
楽器はちょっとぶっ飛んだデザインが好み(この辺りは、前作アニメでフライングVを使っていた山中さわ子に通じるものがある)。
また、3話では真帆にベースの座を奪われることを警戒するなど、実は相当にベースというパートがお気に入りのようだ。
もっとも、その時点では肝心の楽器を買ってすらいないわけだが…………。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手。
真帆の自宅に初めて訪れた時には、片言の日本語のようになりながらも、懸命に自身の思いを彼女に伝えた(紫はこの時、楓がここまで喋るのは珍しいと口にしている)。
食事の際、スプーンを右手で持っていることから、恐らく右利きと思われる。